2011年08月29日
伝えておきたいこと。
今回の仙台への帰省は、あの震災後初めての帰省となりました。 あの震災から約半年、テレビでは復興へ確実に歩み始めている様子も最近では多く見られるようになり、実家から遠く離れている我々もサッカーを始め日常的なことが少しずつ戻りつつある中で、今現状被災地がどのようになっているのか。しかし、残念なことに被災地の状況について報道は、特に我々のような直接的な被害が無かった地域では一時より情報が本当に少なくなってしまいました。 今回の仙台への帰省、もちろん純粋にサッカーを楽しんだり(まぁ、これについては皆さんご存知の通り、スタジアムでは色々ありましたので、純粋に、という訳にはいきませんでしたが)、地元の友人にも沢山会えたりしてそれはそれで良かったのですが、仙台から札幌への帰り、行きは鉄路で仙台入りしましたので、マスコミでも大きく報道された仙台駅新幹線ホームの天井が崩れ、修復した現在も天井が剥き出し状態になっているのには震災の爪痕を大きく残す証すものだとも思いましたが、それ以上に仙台空港周辺の状況がまだまだ復興には時間がかかる、と改めて実感したのと同時に津波の被害の大きさを目の当たりにし、改めて故郷の復興へ向けて何ができるだろう、この現実を風化させたくない、そんな思いで撮った写真たちです。 「仙台空港アクセス線」は、津波により設備の機能をほとんど失ってしまった美田園~仙台空港間の復旧はまだ時間がかかり、現在は仙台駅から美田園駅までの運転になっています。仙台駅の新幹線ホームは地震による倒壊で、復旧後も天井剥き出しのまま。仙台市内は節電対策で、駅名板の案内板の照明、列車内の電灯も数を少なく(わざわざ外した状態で)するなど徹底した節電対策を図っています。 美田園駅です。仙台空港アクセス線はここまでの運転。ここからは代行バスで仙台空港へ。仙台市内では、特に外観上は震災の影響をあまり感じませんでしたが、さすがに津波の被害が大きかった沿岸部のこのあたりでは途中、震災の爪痕がはっきりと・・・・(もちろん、中心部も倒壊していないだけで壁面の一部が崩れ落ちるなどの被害は多々見られました)仙台空港です。仙台空港は、1階部分は3m以上の津波で、ほぼ浸水。津波は奥の方からやってきました。仙台空港駅には震災時から孤立している仙台空港アクセス線の車両が。津波の凄まじさを物語る、一部が破壊されたポールまだまだ風化させては絶対にいけません!
posted by あっぺとっぺ |22:11 | コメント(2) | トラックバック(0)