コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2011年07月13日

【J特】 闘将

 「戦わないヤツは使わない」
 「(当時売り出し中だった山瀬を例に出し)勝負をしなかったら、たとえ山瀬でも叱る」
 「やるからには優勝を目指す」


 今週の土曜日に厚別で対戦する水戸ホーリーホックの現監督、テツさんこと柱谷哲二氏が約10年前のコンサ監督就任会見で実際に語った言葉です。前年にやっと思いで残留を果たした上、戦力的にも明らかに前年より低下したチームが「優勝」を目指すなんて! 良くて5位以内とかだろう、現実的な目標は! と、当時はちょっとびっくり(若干の呆れも)しましたが、今振り返ればこの頃くらいまで昇格チームでも平気で優勝を目標にしているチームが多かったですね。何しろJ2が始まってまだ3~4年でしたし、当然のことながらJ2が始まる前なんて降格制度が無かったので、上位だろうが下位だろうが、みんな優勝を目標としていましたからね。 


 考えてみれば、当時の柱谷監督の現役のピークはまさにそんな時代。どちらかと言えば今ほどチーム同士の戦力格差が当時は無かったので、そういうところから来る自信だったのかもしれません。


 コンササポ的にはチームをダメにした戦犯扱いとしてよく名前が挙がりますが、その後、色々なチームで色々な経験を積んで、もちろんコンサでの経験も「教訓」としているでしょうし、間違いなく過去の彼ではないでしょう。それに代表チームのキャプテンだった時代は、闘将というイメージだけでなく、「監督が代わっても、新戦術をいち早く理解したのはいつも柱谷だった」と言われていたほど抜群の戦術眼を持っていました。コンサ監督時代は監督新任ということもあり、これがうまくはまりませんでしたが、この部分を指導者として采配で活かされると中々怖い存在となりそうです。

posted by あっぺとっぺ |23:58 | コメント(0) | トラックバック(0)