この話は、以前にもエントリーしたかも・・・
でも、今日、村野夫妻が札幌を旅立ったとのことで、
自分の体験談をエントリーさせていただきます。(少し長いかも・・・)
自分は過去に季節はずれの転勤を言い渡され、約3年間、単身赴任しました。
内示があったとき、友人にそのことを伝えると、
友人はおろか、知り合いの一人もいない土地へ、
突然の転勤話に悩んでいる自分を見て、
友人は励ましのつもりで、こんな話をしてくれました。
'「転勤というのは3回泣くの。1度目は、イヤだと言って泣く。
二度目は、転勤地の風土、風習が合わず泣く、
そして三度目は、転勤地を離れたくなくて、泣く。
これが転勤の三度泣きって言うんだって」'
当時の自分は、期待と不安感で一杯だったので、
その意味が良く理解できませんでした。
しかし、三年後、札幌へ帰ってきて、言葉の意味が、
本当に良くわかった。
特に帰る時、単身赴任だから、担当役員からは、
「帰れるんだから、嬉しいだろう」 と言われたけど、
複雑な気分だった。
妻には苦労かけたから、帰りたくないとは思わなかったけど、
とっても、複雑だった。
それくらい、その土地と人に、馴染んできていた時だった。
自分は、この経験が今に役立っていると思うし、
そうならなければいけないと、思っている。
村野さんご夫妻は自分よりももっと、長く、そして深く、この札幌の土地に
溶け込み、そして精一杯、生きていたと思う。
そう思うと、今日、札幌を離れたご夫婦はとっても、複雑な気持ちであることは察しがつく。
あらためて、村野さんご夫妻に感謝の気持ちを表したいと思います。
神戸でのさらなる、ご活躍をお祈りいたします!!