コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2010年11月02日

草津戦の感想

久々に試合後の感想です。(^^;

前半が終わったとき「なんだか嫌な予感がするなあ」と思っていました。いや,思っただけでなく口に出してしまいました。それくらい,前半は終始札幌ペースで攻め込んでいました。開始直後から完全に札幌ペースでしたし。ただ一点,なかなかシュートに行けない,という点を除いては。これだけペースを握っていて無得点だったので,つい去年の「1人少ない相手に“パス回し”に終始したった一発のカウンターで負けた熊本戦」が頭をよぎったのです。こういう「予感」は外れてほしいなあ,と思ったものです。

そして後半。「嫌な予感」は外れました。悪いほうに。まるで札幌と草津が立場を入れ替えたかのようになりましたから。石さんも,3トップにしてみたり,いろいろやったのですが,結果的にゲームの主導権を取り戻すことはついにできませんでした。

前半の札幌ペースのうちに1点でも2点でも取っていたら結果は違ったかも知れません。でも,振り返ってみると相手陣内に攻め込んで,確かにサイド奥深くまで攻め込めるのだけれど,サイドに人数をかけた分,真中は中盤の選手が上がってくるのを待つしかなくなっている感じがしました。しかもそれの繰り返しだからある意味単調,読まれ易い。だから草津DFも守り易かったのかも。

で,思うのは,

 指示されたことしかできないっていうのは,
 みうみうの時からちっとも変ってないじゃん

ってこと。(いや,少しは進歩した?そう思いたいのですが)

今の札幌の問題は戦術云々とか決定力とかの問題ではなく,「単調さ」にあるような気がします。それを変えていくには,選手一人一人が各々の局面で第二第三の選択肢を創出できるよな動きをし,そして殻を破って“別の可能性”にチャレンジしていくことが必要です。その過程においては時にチーム内で不協和音が出ることもあっても良いのではと思います。次なる一歩を踏み出そうとしていての不協和音なら。

新聞によるとある選手は(今のチームは)「バラバラだ」と言ったそうですが,私はそのことをあまり否定的には捉えていません。


試合後のあれこれ。

「ここで負けたら昇格が消滅」というのは,“今さら”な感じもしないではありませんが,それにしても節目の試合であったことはたしか。しかも今季あまり良いところがなかった厚別の最終戦です。最後ぐらい勝とうぜ,という想いはサポーターよりも選手のほうが強く持っていたと思います。それでも結果は結果。だからゴル裏サポでいろいろ言ったりしていたことは,その気持ちは,よくわかります。特に,「選手は移籍できるけど俺達にはこのクラブしかないんだ」という訴えには本当にそうなんだよな,と思いました。

また,「昇格・育成の繰り返しばかり」というのもありました。クラブとして何が進歩したのか,この先このクラブはどうなっていくのか,という意味の問いかけだったと思います。それを選手に言うのはどうか,ということは置いといて,そういう疑問を持っているサポーターが少なからずいるという現実はとても重たく感じました。

これからいろいろなことが起こりそうですが,とにかく,

 何かあるたびにリセットしてゼロからのスタート
 というのだけはもう繰り返さないでほしい

というのが切なる願いです。

posted by ○た |12:30 | 試合後雑感 | コメント(8) | トラックバック(0)