コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年06月30日

仙台-山形遠征雑記(その4)

〔前回までのあらすじ〕
仙台空港に着くなり買ったテイクアウトの“ずんだ餅”を喰らい,宮スタでも“ひょうたん揚げ”を喰らった我々を待ち構えていたのは「相変わらずのドロー」という試合結果でした。それでもめげずに夜にはK助の牛タンを喰らい第3クールでの対戦に備えました。前途多難な我々が次に目指すのは山形県天童市にある“んだスタ”です。そこではどんな食べ物が待ち受けているのか。


山形駅に着きました。改札口を出て「シャトルバス乗り場←」の看板を確認。弁当屋は…,う~ん,「ぜったいにこれ食いたい」というほどのものがありません(いや,これは好みの問題もあるので。決して山形にはうまいものはないなんて主張するつもりはありません)。とりあえずパスか。いや,他に弁当屋はないのか,とウロウロ…。の挙句,結局何も買わずにバス乗り場へ。

ところがバス乗り場らしき辺りに来てもそれらしいものが見当たりません。「どこだろ~ね~」という私たちの話し声が聞こえたのか,すれ違ったおじさんが「シャトルバス終わりましたよ」と教えてくれました。どうやらシャトルバスの案内係の人のようです。

ガーン。しまったあ…。(^^;;;

どうする,オレ。

やっぱり山形もキックオフ1時間前までだったか!そうかいそうかい。知らなかった私が悪いんだよう!(以上は私の心の叫びです。口に出したわけではありません。)

※今思えば,係の人とすれ違ったタイミングから考えて,シャトルバスの最終は,我々が乗ってきた仙台からの電車の乗客を待って発車した,という想像もなりたちます。

「いまからだともうタクシーしかないです」と。「そういえば定額タクシーっていうのがありましたっけ?」と聞くと「ある」とのことでタクシー乗り場まで連れて行ってもらいました。“定額タクシー”とは,山形駅・山形空港・天童駅からんだスタまでタクシーを利用する場合,あらかじめ決められた一定額で運行してもらえるというもので,山形駅-んだスタだと4千円になります。あ~,調べといて良かった,なのかどうだか。600円×2人=1200円が4000円になったのだから2800円もの損失です。

ところが,同じ様な境遇の人はいるもので,私たちのすぐ後を歩いていた人の中にも「乗り遅れ組」が1人,また1人とでてきまして。で,結局4人で相乗り。損失は800円ということで済んだので,まあ良し,としましょう。


知らない者同士の乗り合いというのは緊張するもので,最初タクシーの中はシーンとしていたのですが,運転手と私たちの「札幌から来たんですか」「ええ,昨日仙台に来たついでに」などという会話をきっかけに他の二人もしゃべるようになりました。話をしてみるとお二人とも川崎サポだったのでした。

ま,シャトルバスに乗り遅れるホームサポはめったにいないでしょうね。でも,このお二人はきっと「アウェイの洗礼か」などと思っていることでしょう。:-)

んで,片方の川崎サポさんからこんな話をされました:

「石崎さんが札幌の監督になったのでこれから若手が伸びますね。川崎も石崎さんの時代があったから若手が伸びて今があるんですよ。でも石崎さんって,どこへ行っても最期までやらせてもらえなくて。川崎でも石崎さんが蒔いた種が開花したのは次の関塚監督になってからだけど。でもこれからきっと札幌も伸びていくと思いますよ」

まあ,最後のほうはリップサービスも入っていると思いますけど,それでも石崎監督の遺産を継承して伸びてきたという自負と石崎さんに対する感謝の気持ちは十分に伝わりました。

あと,「箕輪がそちらへ行って迷惑をかけているようで」とも。

いえいえ,迷惑だなんてとんでもない。あんないいベテランに来てもらえてみんな感謝してるんですよ。来年も箕輪と共に戦うつもりですので,絶対に返したりしませんから。(笑)次は憲剛譲って下さいね。


もうひとりの川崎サポさんは,昨日の宮スタに来ていたそうです。上里のことを「すごいゴールでした。あれは狙ったんですか」「いいクロス何回も上げていましたね」と褒めていました。自分のことではないけど嬉しいもんですね。(^^)

ま,ゴールのほうは上里本人も「クロスのつもりが『あ,入っちゃった』でした」と言うてるくらいだから。私としても「まぐれでしょうね。上里って札幌では数少ない無回転蹴れる選手なんですけど,まだ自分でもわからないで無回転蹴ってるときがあるようですね」と答えざるを得ませんでしたが。(^^;

それにしても,「ついで」のつもりで来た山形だったのですが,で思わぬ深い交流ができたものです。

そうこうしているうちにタクシーはんだスタに着きました。
お二人とは「応援頑張って下さい」と言って別れました。


さあて,次は入場ではなく,食料でもなく,まずしなければならないのは帰る手段の確認です。

今度こそ失敗は許されません。

我々は試合終了と同時にダッシュで山形駅行きのシャトルバスに乗り込み,あわよくば15時43分発の仙台行きに乗ろうとしているわけですから,試合終了後にシャトルバス乗り場を探すような悠長なことはできません。

でも,どこでもそうだと思いますが,これから試合が始まるっていう時間帯には帰りの案内板というのはあまり出ていないものなのですね。それでもなんとかスタッフに事情を話して教えてもらい事なきを得ました。

で,次は食事と飲み物の確保。この日もとても暑かったので,キックオフ前なのに冷たい系は売り切れが続出,という状況は仙台と同じでした。現に私たちが並んだ「冷やしたぬきそば」は数人手前で“麺切れ”になり,「冷やしたぬき中華麺」をいただきました。(^^;


いよいよ入場。

おー,アレがある。ゴール脇の平行四辺形の広告布がっ(メインのカメラから見ると長方形の看板が直立しているように見えるヤツ)。これこそJ1のスタジアムだよぉ!

私たちは「メインS北」(ゾーン指定)という,札幌で言うと「SA自由席(のホーム側)」みたいな席です。雰囲気はたぶん札幌のSAとそんなに違わないでしょう。まったりな中にも「ホームチームを応援するぞ」という空気があります。多くはないですがゴール裏のチャントに合せて手拍子をする人もちらほらいます。でも札幌のSAのほうが多いかも知れません。さすがにチャントに合せて声を出す人はいませんでした。この点は札幌のSAのほうが頑張っているでしょうか。

私はよそ者ですが,いちおうこういうところに来た場合の礼儀として,その席に合った態度を取ることにしていますので,ゴール裏のチャントに合せて手拍子しました。特に失点の直後には周りが意気消沈してしまっているので,人一倍強く叩きました。

山形くんだりまで来て何やってるんだか。>オレ

でも,あそこは座り席もゴール裏に合せてコールしてほしいんじゃないかなあ,と思った次第。よそ者が勝手なこと書いて,と怒られちゃうかな。


試合は,前半は互いに決め手なく膠着。後半は互いに良い時間帯があり,惜しいシーンもありながら(特に山形に)スコアレスのまま終盤に。そして両軍疲れきったところにチョンテセ投入。采配ズバリ的中でテセがゴール。その後山形は猛攻を仕掛けるも得点できずロスタイム4分が空しく過ぎて終了。

という感じでした。

結果は負けですが,内容的には山形も良い形を何度も作ったからでしょうか。スタンドからは拍手が多かったと思います。ただ,リーグ戦的にはそろそろこのままでは良くないので,あとで見たモンテサポのブログでは「そろそろブーイングではないのか」という意見もあるようですね。


さて,シャトルバスへ猛脱臭,ぢゃなくて猛ダッシュ。で前から2番目の席に座った(中乗り・前降りなので,早く降りられる)のはいいのですが,バスはなかなか発車しません(←そりゃあそうだろ)。満員にならないとシャトルバスは発車しないものなのです。ですが,立ち乗りの人が数人でた時点で案内係の人が運転に腕時計を指し示しながら出発を促しました。助かった。微妙だけど電車に間に合うかも知れない…。

山形駅西口には結局15時37分に着きました。すごく微妙。

通路が長いのでちんたら歩いたら確実に乗り遅れます。全力で走れば間に合うのですが,荷物はあるし,カミさんの靴は走るのにあまり向いていない靴でした。

でも,走るしかない。ここで諦めてしまうより,せいいっぱい走って乗り遅れたほうがまだ納得できます。なので,走ります。走ります。私より先に降りた若い男性は既にかなり先を走っています。私の後ろを走っているのはカミさん(走りにくい靴を履いてきた)だけです。


(続く)←えっ,まだやるの?って言わないでね。(^^;

posted by ○た |18:07 | 応援に行こう! | コメント(0) | トラックバック(0)