コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2008年02月14日

危機管理

たじさんも書いていらっしゃいますが,ベガルタ仙台の若手選手4人のアレですけど,チームとしての対応のまずさが目立ちますね。

すぐさま駆けつけてその場で“示談”にまで持っていった監督の交渉能力はまあ良いのかも知れません。現場でそんなに簡単に“示談”の約束が成立するのはちょっと「?」ですが,現地スタッフの責任者として何もできないよりはずっとましだと思います。

しかし,報告を受けたクラブ側が,現地へ飛んで被害者への謝罪とか,選手からの事情聴取とか,という動きがあったのかなかったのか,その辺が全然見えてきません。

また,新聞によると事件が公表されてから選手へのペナルティーが発表になっていますが,これは事件発生から約一週間処分も何もしていなかった,ということなのか(おそらくそうだと思うのは私一人ではないと)。今回のペナルティーについては,単なる罰則としても中途半端ですが,プロ意識を育てる(教育上の配慮)という観点からも何も見えてきません。むしろ「チームの都合」のほうが見えてしまうような罰則って何?と思うわけです。


今回の事件から教訓を引き出すとすれば,次のようなことではないでしょうか。

(1) 選手(特に若手)のプロ意識の向上を図る
日常的に「世間からプロスポーツ選手として見られている」「注目される」ということを教育する必要がある。

(2) クラブとして誠意ある態度を示す
何か問題や事件が起こったときは,現場だけでなくクラブのしかるべき人がきちんと対応する(例えば正式な示談交渉)。特に,現場での「これでもう大丈夫」との判断に疑問を差し挟むような社員がいない会社ほど初期対応を誤る,と認識すべき。

(3) 「すべては筒抜けになる」と思って行動する
これは,選手,監督,クラブすべてにあてはまります。「約一週間隠していた」ということまで筒抜けになる御時世だということを甘く見ちゃいけません。

(4) クラブは「こういう不祥事は必ず起こる」と思うべき
どんなに備えても,こうした事件は起こるかも知れません(サッカー選手が悪い,と言っているのではありません)。クラブとしての心構えとして,どんなプロスポーツチームも「こんな事件がうちにも起こるかも知れない」と考えて,「万一,うちでも起こったらどうするか」を考えておく(「対策マニュアル」や「対応事例集」など)必要があるでしょう。

posted by maruta |12:32 | クラブ経営・運営 | コメント(4) | トラックバック(0)

2008年02月14日

我々は帰って来た

五年半の回り道(J2)は無駄ではなかったことを示してやろうじゃないか。

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posted by maruta |00:40 | 携帯から | コメント(0) | トラックバック(0)