2011年05月31日
チアゴはなぜおもしろい
チアゴって不思議な存在だ。 チアゴが出てくると場内は盛り上がる。 あの大きな体躯が動き回るのは,ただ見ているだけでもおもしろい。 整った顔立ちなのに,きっと本人は大真面目なのに,なぜかコミカルに見えてしまうのだ。 なぜチアゴはおもしろいのか。 ひとつには「遠近感の喪失による酩酊」というのがあると私は思う。 チアゴを見ているとチアゴと周りの選手との遠近感が狂うのだ。 考えてもみてほしい。 TV中継では超望遠レンズで選手の動きを追っている。 例えば古田がドリブルしている。 その前を大きな体のチアゴが横切ろうとする。 その刹那,見ている人間は「あ,古田の前をチアゴが横切る」と思い,次の瞬間には古田の姿が手前を横切るチアゴによって隠れてしまうことを予想する。 ところが。ところが,である。 実際に起こる現象は,見ている人間の期待を裏切って,チアゴの手前に古田が見え続けるのだ。 これがおもしろくないわけはないだろう。 分かりやすくするためにTV映像の例で説明したが,同じ現象はスタジアムにいても肉眼で確認できる。 チアゴは観戦者の遠近感を狂わせる。おそらくピッチ上にいる選手や審判も遠近感が狂っているのではないか。きっとそうに違いない。双眼鏡で見れば口元が半笑いになっているのが確認できる筈だ。 もうひとつ,チアゴをおもしろくしているものがある。 あの「チーアーゴッ(ドンドン)チーアーゴッ(ドンドン)」というコールだ。 あのなんともコミカルなコール。誰の発案なのか知らないが,妙に楽しくて私は好きだ。叫んでいるうちに,というか,真剣に叫ぶうちにだんだん半笑いになってくるのだ。 コールをリードする太鼓の人も「ドンッ,ドンッ,ドンッ,ドンドン」の「ドンドン」の部分を叩くとき,なんだか楽しそうに叩いているのではないか,そんな気がする。 きっと「ドンッ,ドンッ,ドンッ,ドンドン」というリズムは,何かが降臨するのを予感させるのだろう。 それにしてもチアゴって楽しい。 ※「ねた」ですからね。真面目に反論しないように。(笑)
posted by ○た |00:47 | 赤黒戦士 | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:チアゴはなぜおもしろい
遠近感が狂う!なるほどです!
交代で入るとまず「デカー」と言ってしまいますもん。
チアゴには強靭なDFとして期待していたのですが、
なんだか今はそれとは違う楽しみがあります。これはこれでアリだなぁと。
そこにいるだけで見ている人を幸せにしてくれます。
私もあのチアゴコールが好きです。FWチアゴとしてのゴールもぜひ観たいですね。
posted by ひとみ | 2011-05-31 12:03
Re:チアゴはなぜおもしろい
ひとみさん,どうも。(^^)
「最新のエントリー」に載らなかった記事にまで来て下さり,だけでなく,コメントまで下さいありがとうございます。m(_ _)m
>そこにいるだけで見ている人を幸せにしてくれます。
そうなんですよ。
自分でもよくわからないけどおもしろい。そしてチアゴを見ておもしろがっている自分さえもがなんだか妙にたのしく,うれしい。
「幸せになるため」というと大げさですが,人は“祭り”を楽しむためにもにスタジアムに来ているんだなと感ずる今日この頃です。
>FWチアゴとしてのゴールもぜひ観たいですね。
そうそう,今からわくわくして待っていますよ。
ゴールできなくてもこんなに盛り上がっているんだから,ゴールしようものならどれだけのお祭り騒ぎになることでしょう。きっと何人ものサポが失禁ww(以下自粛)
posted by ○た| 2011-05-31 12:25