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2006年10月10日

運転中の携帯電話って・・

福岡での痛ましい事故が起きて以来、世間の「飲酒運転」に対する目は非常に厳しくなったと思います。できることならば、痛ましい事故が起こる前からそうであったなら、あの事故も起こらなかったのかなという気もしますが、とはいえ、飲酒運転は絶対にしてはいけないことに変わりはありません。

ところで、僕が最近気になるのが「携帯電話」。
仕事で外回りをする時、国道や3車線の幹線道路などを歩くことが多いのですが、まず毎日のように見かけるのが携帯電話を使いながらの「ながら運転」です。

平成17年4月の道路交通法改正では「走行中の通話やメールの送受信のための携帯電話等の保持」が交通の危険の有無に関係なく罰則の対象となりました。反則を犯すと普通自動車で罰金6千円、反則点数1点、罰則5万円以下の罰金となっています。

にもかかわらずなのか、その程度だからなのかわかりませんが、老若男女問わず、営業らしきサラリーマン、子連れの主婦、トラックの運転手、etc・・・。いろいろな人が携帯片手に運転しているのを見かけます。今日なんかは、タバコをくわえ携帯電話で話しながら運転している若い女性を目撃しました。もう開いた口がふさがりません。また、「ながら運転」をしていて捕まったという話も僕自身は聞いたことがありません。

なぜ「ながら運転」に敏感になっているかというと、目撃者がいない限り「ながら運転」を追及できないと思うからです。飲酒運転は、逃げた場合に飲酒の証拠を隠滅される恐れがありますが、携帯電話の場合目撃者がいなければ加害者が黙ってさえいれば、ただの前方不注意でしかないからです。

シートベルト着用は古くからうたわれていますが、あれは結局自ら(と同乗者)の命を守るものであって、着用しないことで他人に迷惑をかけることはありません(ほとんどの場合)。しかし「ながら運転」は、極論で言えば飲酒運転同様、他人を事故に巻き込む可能性が十分にあります。他人に迷惑を掛ける可能性のある運転違反は、飲酒運転に限らず厳しく取り締まって欲しいと思うのです。

日本人は良くも悪くも熱し易く冷め易いところがありますが、飲酒運転をはじめとする交通違反の取り締まりは、決してブームやマスコミに踊らされてのものではなく、長く厳しく取り締まって欲しいと思う今日この頃です。




posted by kabao |21:05 | Others | コメント(5) | トラックバック(1)