2016年12月02日
オオドサの想い出・その6
2014年の正月は母が不在で豪華おせちはナシ。 兄が札幌で一人寂しく年を越すのはかわいそうにも思ったけど、普段からしょっちゅう御馳走食べているし、兄一人に会うだけのためにわざわざ交通費かけて札幌に行かなくても良いと思い、私は旭川で家族4人で正月を過ごすことにしました。 でも、今になって思うと、やっぱり札幌に行ってあげるか、旭川の家に来てもらったら良かったかなとも思います。 この年は札幌に行っても日帰りが多く、3月8日から病気を起こす前の8月9日までの5か月間は5回しか兄と一緒にディナーにできなく、もっと機会を多くしておけばと思いましたが、まさか大病するとはわかりませんから仕方ないですね。 8月15日に倒れたあと、年末までは5回、兄とディナーにできたので、この年は10回、楽しいディナーを一緒にとれました。寿司を出前することが多かったです。 試合観戦は14回、一緒にできました。 退院後、最初の夕餉の一部。やっぱり毛ガニですよね。特に兄は毛ガニが大好きでしたね。2014年9月19日です。ちょうど花咲カニの時期で、私は好きなんですが、兄は毛ガニでないとダメなんです。主治医から、適量のワインなら良いと言われたのでワインで乾杯。 発病後、仕事は退職しましたが、入院保険にたくさん入っていて保険金成金になり、ようやく貧乏生活から脱却でき、私も支援しなくてよくなりました。 兄が自分で2つの保険に入っていたのですが、それとは別に母が兄に2つもかけていたのです。 私や姉にはかけずに兄だけにかけるとは、まるで兄が大病するのをわかっていたみたいです。 兄が不健康な生活しているのはわかるとはいえ、驚きです。 入院中、個室に入っていたけど、個室を使うと1日1万円、保険が出るというのも驚きました。 実際の個室料金は日額5000円なので、1日あたり5000円の差益が出ました。凄いです。 ちなみに、私は入院保険とか、死亡保険とか、全く入っていませんよ。病気しない自信あるので (笑 もしも死んだら個人年金や年金基金の保障分や小規模企業共済とかは遺族に出るし、入院に関しては必要ないと思っているのです。 9月23日の岡山戦からドームへ行くことができ、10月26日のベルマーレ戦、11月9日のカマタマーレ戦までは車いすでの参戦でした。 10月26日は車いすを押して地下鉄で行きました。 11月23日のホーム最終のジュビロ戦は私が横浜出張で不在でしたが、自宅からタクシーでドームに行き、ドーム内は車いすなしでも大丈夫でした。 恒例の正月おせちですが、あと何年生きられるかわからないし、これが最後のおせちになるかも知れないと思って、2015年のは思い切り豪華にしました。年末年始は生うには高いので、普通は手が出ないけど買いました。カニも高かったはず。 また、人数も多い方が楽しいし、姪っ子(私の娘二人)にも来てもらってにぎやかで楽しい大晦日になりました。 生きていることの喜びをかみしめながらの宴でしたが、「もう一度来年はあるかな・・・ でも、2年後、3年後はない可能性が高いかなぁ・・」と思いながらでしたが、その通りになってしまいました。 御馳走の写真が多いですが、兄は一緒に食事するのをとても楽しみにしていたので(食事よりも酒かも知れないけど)、御馳走抜きに兄の想い出を語ることはできなく、ついつい御馳走の話になってしまいます。