2016年04月14日
祝・北海道新幹線開業 競争力検証その2
今回は運賃の比較をします。 広島・東京 函館・東京 JR正規運賃 19,080円 23,010円 JR回数券・1枚あたり 17.700円 JR・お先にネットきっぷ(14日前まで) 17,370円 JR・ネットキップ(前日まで) 21,910円 JAL普通運賃 3万5千円くらい 3万5千円くらい ANA普通運賃 3万5千円くらい 3万5千円くらい ADO普通運賃 2万2千~2万7千円くらい JAL先得 1万1千~1万6千円くらい 1万2千~2万2千円くらい ANA旅割 1万1千~1万7千円くらい 1万4千~2万1千円くらい ADOスペシャル 1万3千~1万8千円くらい これでは競争力がありません。 青函トンネルの維持費がかかるということで、他の新幹線よりも割高の設定にしていますが、そもそも、他の新幹線だって、少し特急料金が高いのですから、限度を超えた高い価格です。 まるで電力会社が電気料金を決めるみたいな論理です。とても、多くのお客に乗ってもらうという視点が感じられません。 さらに、運転密度の問題もあります。 広島・東京間の新幹線は定期列車だけで20分おきにあり、さら季節列車もたくさんあり、時刻表を見なくても、あまり待たずに乗れます。 しかし、新函館北斗・東京間の新幹線は1日10往復で、平均して1時間強に1本しかありません。 2時間空く時間帯も何回もあります。 北海道新幹線は時間で不利になっているうえ、さらに料金でも不利であれば、競争力がないのは当然と言えるでしょう。 逆に広島よりも安い運賃にするくらいの英断が必要なのではと思います。 開業から2週間は27%の乗車率で、しかも4月7日は17%しかなかったそうです。 北海道を出るときはガラガラで、新青森や八戸、盛岡なのでだんだん混んでいくという状況なのでしょう。 広島と同じく新幹線で4時間弱の秋田も、新幹線は航空機よりも、やや優位に立っています。 長くなるので秋田新幹線については次回のエントリーにします。
posted by かもめ |07:41 | コメント(0) |