2016年03月10日
九州出張記・その5
今回、一番楽しみにしていたのは肥薩線に乗ることです。 8年前にも計画していたのですが、指定席が取れなくて断念した経緯があります。 人吉からいさぶろう号という観光列車に乗りました。 車両外観写真が消えて紹介できませんが、キハ40系を改造した列車です。 自由席はこの7席だけ。指定席には手前カウンターなど、フリースペースが豊富なので、満員でしたが窮屈ではありませんでした。肥薩線は2か所のスイッチバックと1か所のループがあるので人気なのです。 最初のスイッチバック。大畑(おこば)駅です。マニアがこんなにいるとは驚き。大畑にはループ線もあり、ちょうど1周した地点で、スイッチバックが見える場所で列車は止まってくれます。矢岳駅でも数分間、停車してくれるので、SL館を見学できます。車窓風景日本一の地点でも停車してくれます。韓国岳などの霧島連山です。真幸駅には第2のスイッチバックがあります。肥薩線は文字通り、熊本と鹿児島を結ぶ路線ですが、宮崎県が角のように伸びていて、ここは宮崎県になります。ちょうど、古河市が茨城県だけど、東北線沿線にあるようなものですね。ちなみに、東北新幹線は茨城県を通っていることになりますが、茨城県には新幹線の駅がありませんね。 真幸駅でも数分間、停車してくれ、買い物できます。梅干し買いました。無添加です。 そこいらのスーパーで売っているのは添加物だらけ(アミノ酸とかステビアとか)で甘ったるくて気持ち悪い味ですが、これは本物の梅干しです。本物の梅干しが安く買えるのはありがたいです。宮崎の焼き鳥ですね。串にささってなくて黒いのが特徴ですね。この写真を飾ってありましたが、この人を見ると、宮崎に来た気分になりますね。終戦直後、このトンネルで事故があり、53名が犠牲になりましたが、私の父はそのころ、鹿児島に駐留していました。 父があと少し早く北海道へ帰還命令が出たら、この事故に巻き込まれたかも知れないと思うと、ぞっとします。吉松到着。肥薩線は水俣経由の鹿児島線の開通や、大分経由で宮崎までの日豊線が開通するよりも早く開通したので大動脈だったのですが(だから当初は肥薩線の名称ではなく鹿児島本線の名称)、吉松が鹿児島と宮崎への分岐点だったため、交通の要衝として大きな駅だったのです。岩見沢のような国鉄の町だったのですが、駅前にはコンビニすらない寂れた町になっています。
posted by かもめ |10:55 | 鉄道(船舶・航空機等) | コメント(4) |