2015年02月11日
ソバは茹でたてが一番か
今日は「三たて」の最後、「茹でたて」です。 ソバは茹でてから時間がたつと伸びて美味しくなくなるのは言うまでもない常識中の常識で、茹でたてが良いに決まってますよね。 茹で置きでも平気な人もいるでしょうけど、茹で置きの方が好きという人がいたとしたら例外中の例外です。 立ち食いソバや学食などは、仕方なく茹で置きで提供するわけで、「茹で置きの方が美味しい」などということはありえないと思っていました。 しかし、例外もあるようです。 ソバに詳しい片山虎之助さんが、ご近所の青森出身の人からソバをいただいたのですが、それは、青森在住の妹さんが作って宅配便で送ってきたとのことですが、当然、生のソバだと思ったら、茹でてあるソバでびっくり。 茹で置きソバなので落胆したものの、捨てるのも失礼だから試にかけそばで食べてみたら、たしかに柔らかくて歯ごたえはないものの、味わい深くて美味しかったとか。 片山さんの本にはそこまでしか書いてなかったのですが、調べてみたら、弘前地方には津軽そばというのがあって、つなぎに大豆を使うとか。 そして、あえて茹で置きで食べるそうで、半日は置いておくそうです。 もりではなくかけで食べるそうです。 茹で置きでも美味しいのは、大豆をつなぎに使うのが関係しているかも知れませんが、いずれにしても、茹で置きで食べるのが一般的というのは不思議です。 茹でたてならもっと美味しいのではないかと思ったりもしたんですが、どうも大豆つなぎの場合は茹でおきの方が美味しいとか。 私は読んだことがありませんが、美味しんぼの青森編にも津軽ソバが登場すると、弘前出身の知人に教えてもらいました。 函館にかね久山田という大豆つなぎの蕎麦屋があります。 お店は津軽ソバであることは秘密にしているそうですけど。 6年前に食べたときは歯ごたえは普通だったと記憶しているので、茹でおきではないように思います。 あまり美味しく感じなかったけど、茹でおいたら美味しいのかも。 ちなみに、乾麺ですけど、茹で置き用のソバがあるのですね。 グルテンが添加されていて、茹で置いても腰があるのでしょうか。 ソバ粉よりも小麦粉の方が多いから、食べてみたいとは思いませんが。