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2015年02月06日

ソバの歴史

ソバは海外でも食べられ、ロシアや東欧などで粥やピラフにしますし、フランスのガレットなども有名ですよね。
ソバや中国南部原産らしいですけど、日本では縄文時代、すでに栽培されていたようです。
古来、そばがきやソバ餅、粥(雑炊)などとして食べられていたそうです。私もソバ粥(雑炊)は大好きです。

麺の形状のソバ切りは室町末期の頃、長野が発祥と言われているようです。
江戸中期には全国に広まり、江戸っ子もソバの食べ歩きを楽しんだようで、1751年には「蕎麦全書」という本まで出たほどです。
蕎麦全書によると、当時すでに江戸では蕎麦屋間の競争が激しく、味以外にも特色を出すため、器に凝ったり、庭に凝ったりする店も少なくなかったとか。

幕末には江戸に4000軒もソバ屋があったそうです。屋台も含めると、もっと多くなります。
江戸の人口は200万人ほどでしたから、人口500人に1軒ですね。
本当に4000軒もあったのか信じられない気持ちです。札幌に4000軒もありません。
食べログランキングにある札幌のソバ屋は449軒です。
まあ、江戸時代はソバ屋以外の飲食店が少なかったからソバ屋が多いのでしょうけど、それにしても多いですね。

しかし、どうして関西などではソバ文化が発達しなかったのか、不思議ですね。


浅草にある並木藪蕎麦
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以前、たまたまお店の前を通りかかったのですが、時間がなくて寄れませんでした。 藪蕎麦御三家の一つの超有名店で、ここで食べないでソバを語ることはできません。(語ってるじゃないかって) 雷門の近くですから、浅草観光のついでに寄ると良いと思います。 「この店を知らずにソバの歴史は語れない」としては、横浜にある角平という鴨せいろ発祥の店も外せません。 4年前、平塚で試合を見た後に食べたのを以前紹介しています


posted by かもめ |15:18 | 料理の神髄 | コメント(2) |