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2014年12月09日

某ドラマの時代考証

某ドラマで、1920年にスコットランドから帰国し、広島の実家に行くときと、広島から勤め先の大阪へ行くときに乗った列車の機関車が、製造初年1930年のC-10でした。
ロケをした大井川鉄道の主力機関車であるからそうなったのでしょうけど、違和感ありました。
でも、しょせんドラマで、ドキュメントではないのだから、10年くらいのずれに目くじら立てるつもりはありません。
ただ、水と石炭の搭載容量が少なく、短距離線区でしか使用しないタンク型機関車を山陽本線の長距離列車に使用するわけがないから、非常に違和感ありました。

7年前にオオドサと乗った大井川鐡道のC-10で、今回のドラマに登場しました。
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そのドラマで、大阪から広島の実家に帰省する際、今度は列車風景がありませんでした。 鉄道マニアが指摘したのかも知れませんね。 次に、山崎(大阪府と京都府の府境付近)の蒸留所の前(東海道線)を走るSLが登場し、1924年の時代設定ですが、どの時代にも実在しない型のSLなので、模型なんだと思います。 そのSL、ボイラーとボイラー上の給水加熱器・砂箱・蒸気だめの形は1919年に登場したC-51にそっくりですが、走り装置は戦後、C-61とC-62で日本で初めて生まれた2-C-2というハドソン型。(1996年のコンサのスポンサーもSLマニアなのでハドソン) そんな取り合わせのSLに笑ってしまいました。 あの細いボイラーでハドソン型だと軸重が軽く、やたら空転するでしょう。 C-10はおかしいと抗議されたことで頭にきて、抗議した鉄道マニアに逆襲してやろうと、わざとおかしなSLの模型を作った、というのは考え過ぎかな。 ハドソンが人気があるのか。


posted by かもめ |09:11 | 鉄道(船舶・航空機等) | コメント(3) |