2012年05月27日
トイレの改造
和寒の患者用トイレは和式でした。 洋式に改造する場合、業者に依頼すると30万円くらいかかるので、自分で改造しました。 住宅部分には2つもトイレがあるのですが、一つで十分なので、一つを外して患者用トイレに移設すると安くできます。(便器だけなら買っても4~5万ですけど) 写真は住宅2階にあるトイレ。外すのは基本的に簡単ですが、古いタイプなので給水管を外すのにパイプレンチが必要なので、歯科材料店さんから借りました。(ロータンクへ給水する部分です)和式トイレを外して、ステップも撤去します。床がコンクリートなので、床をコンパネで作る必要はなかったのですが、コンクリートに直接ビス打ちできないので、まずはドリルで穴を開けて、コンクリネジ用のシリンダーを挿入します。便器のベースプレートをネジで固定します。クッションフロアを切ります。はさみで簡単に切れます。仮置きします。クロス(ビニール壁紙)を貼ります。実はクロス貼りは初めてで、しわが入ると剥がして貼り直し。ロータンクの補強版の段差のあとは、切込みを入れてもどうしてもしわが入ってしまうので、一旦カットして、反対側から貼ることにしました。クロスの裏紙には方眼が入っているので切りやすいです。きれいに貼れました。下90㎝だけ新しいクロスを貼ったので、境目にボーダーテープを貼ります。ロータンクと便器を付け、配管をします。配管は、水平距離が以前よりも7㎝長くなったのですが、長いパイプを買おうと思ったら、今はロータンクと便器が一体になったのが主流になったせいか、ほしい部材がホームセンターになく、あまったパイプを7㎝に切ってジョイントで延長ということにしました。これで完成!! と思ったものの、水を流したらロータンク下部から水漏れ。ネジを増し締めしてもぜんぜん改善しません。 「やっぱり設備屋さんを呼ぶことになるのだろうか」との思いが脳裏をかすめながら分解してみたら、パッキンがよじれていました。今回外した部分ではないのですが、一旦緩んでしまって締め直した際に、こうなったのでしょう。 20年も経つと劣化してしまうものですから。 そこで、最初に付いていた和式のロータンクのパッキンを、今度はよじれないよう慎重に取り付けてみたら、全く水漏れしませんでした。大成功です。 あとは両面テープでフロア材を付け、フロア材とクロスの境目にシリコンシーラントをし、ペーパーホルダーを付けるだけです。 フロアがつぎはぎの2色になってしまったのは仕方ないですが、上出来でしょう。費用はクロスが5000円くらい。両面テープ980円。コテが380円。フロア材が2000円くらい。パイプのジョイントが1580円。給水管は余剰品を利用したので、総額約1万円でできました。(暖房便座にするのに、さらに1万ちょっとかかりそうですが) スワレットだと3万くらいかかるので、これよりも安くできました。
posted by かもめ |20:26 | 日曜大工(古民家改築?) | コメント(7) |