コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年03月07日

ウランバーナの森

奥田英朗のデビュー作「ウランバーナの森」を読みました。
先日読んだ「用もないのに」の文中に、この作品がジョン・レノンを題材にしていると知り、早々紀伊国屋で買いました。

ウランバーナは、サンスクリット語(梵語)で盂蘭盆、つまり「お盆の森」ですね。実は知らずに読み始めました。そのうち明かされと思いましたが、一向に分からないので、途中で調べちゃいました。

この小説は、ジョン・レノンの76年~79年にかけての隠遁生活。ジョンが主夫をしていた時期ですが、空白の時代と言われ、あまり取り上げられたことがありません。
そこにスポットライトをあてたいという動機から執筆したもので、ジョンが毎年訪れた軽井沢が舞台となっています。

ここまで(詳細は内緒です。)大胆なストーリーにしちゃうとはねえ。驚きました。
とはいえ、ジョンに対する優しい眼差しが感じられ、決して不快ではなく、むしろ暖かいものが込み上げてきました。

1980年12月、ジョンの訃報を知り、彼のレコードを聴いた時の情景が思い出され、久しぶりに「ジョンの魂」と「イマジン」を聴きました。

良いアルバムだなあと、あらためて思いました!

posted by kangie |19:34 | 読書 | トラックバック(0)