金曜日、Kitaraに第534回札幌交響楽団の定期演奏会(A日程・夜)に行ってきました。指揮はロッセン・ゲルゴフ。トランペットがフランシスコ・フローレス。席は1階の11列目の左寄り。かなり近いです。
演目は、1曲目が現代中国を代表する作曲家タン・ドゥンの「弦楽のための交響曲」。日本初演です。現代音楽らしい奇抜な楽器演奏が続きます。難解な曲でした。タン・ドゥンは、映画「グリーン・デスティニー」や「HERO」で美しい映画音楽を作曲していたのですが…。
2曲目は、アルメニアの作曲家アルチュニアンの「トランペット協奏曲変イ長調」。フランシスコ・フローレスの時に激しく、時に優しい演奏がとても印象的でした。この曲は、トランペット奏者にとても人気のある曲のようです。高度なテクニックに裏打ちされた美しい旋律が印象的でした。
鳴りやまぬ拍手に、アンコールに応えてくれました。
休憩をはさみ、最後はチャイコフスキーの「交響曲第4番へ短調」です。かなり有名な曲です。どこかで聴いたような気がします。万雷の拍手で演奏会は終了しました。
[PROGRAM]
1 弦楽のための交響曲:タン・ドゥン
2 トランペット協奏曲変イ長調:アルチュニアン
3 交響曲第4番へ短調op.36:チャイコフスキー
コンダクターのゲルゴフさんは、ウィーン国立音大と
同大学院を首席で卒業した秀才です。
全身を使い大きく振るタイプなので、指揮台から落ち
ないかと心配しました。
フローレスさんは、欧州のコンクールで入賞した唯一
の南米出身のトランペット奏者です。
見るからに明るい気さくな感じの方でした。
>札幌交響楽団