コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2008年12月01日

厠をめぐる冒険

厠ってご存じですか?
「はて、かわや・・」
「乾物屋かな」

もちろん、便所のことですね。厠は、便所の別名の中でも、由緒正しき名称のようで、奈良時代には登場します。川の上に掛け渡した小屋、つまり「川屋」語源説が有力です。川に落とした物体が流れて行くなんて優雅ですね・・基本は今も同じかな(笑)

昭和30年代後半、小学生の頃は、「おしっこに行く」などと言ってました。「便所」は口に出しては行けない言葉のようが気がしていました。まるで、ヴォルデモート卿みたいですね。

学校の便所は臭くて汚いところで、おまけに幽霊が付きものでした。「夜12時になると女の子が立っている。」とか、「大きい方の右端は幽霊が出る。」とか、様々でした。夜の12時に学校にいる生徒がいるわけもなく、嘘に決まっていますが、幼気な少年だった僕は「出る」と内心思っていました。可愛いものです。最近はトイレの花子さんが著名人ですね。

いつの間にやら、便所はトイレにシフトし、今では尊敬を込めて「おトイレ」って呼ぶようです。
「トイレに「お」を付ける奴がいるか」などと叫ぶ先輩もいなくなり、すっかり定着しました。そういえば、「音入れに行くんだもん」などと口答えをする粋な後輩もいなくなりましたねえ。

毎日、出勤すると、厠をめぐる冒険を繰り広げています。だいたい9時頃、トイレに行きたくなります。職場の男性トイレは、各階に4室ずつ個室があり洋式と和式が2室ずつ、当然「洋式派」が多いので、朝から争奪戦です。最近は、エレベータで最上階に行き、各階のトイレの空き状況を確認しながら下の階に降りるという裏技を使っていますが、1階まで空きが見つからず、再度、最上階までエレベータに搭乗することもあります。けっこう疲れます。

個室の数が少ないのが原因に決まっていますが、ちょっと我慢すれば、空室ばかりになるので増設を要望するわけにもいきません。でもねえ・・、我慢が原因で出なくなると、けっこう1日不快なんですよね(苦笑)

今日も「厠をめぐる冒険」を繰り広げました。


個室に座りながら、村上春樹の「羊をめぐる冒険」を思い出し、厠に思いを馳せました・・。

posted by かんち@携帯 |12:40 | life | コメント(2) | トラックバック(0)