コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年06月19日

オシム監督が巻を代表に選ぶ理由!

やっと、「(代表)監督として彼(巻)を使う理由ができてホッとしている」と言うオシム監督のコメントが深いと書いた理由について考えがまとまりました。

このコメントを単純に解釈すれば、リーグ戦で2点も入れFWの役目を果たしている巻を代表に選んでも誰も異論はないだろうと言うことになります。

しかし、これまでリーグ戦で1点しか得点をあげていなかった巻を、代表に選出し続けてきた理由の説明にはなっていません。

この発言の前に、「巻は、ゴールを入れないときの方がいいプレーをしているときもある。得点は彼の“ものさし”ではありません。」と言っていますね。

日本では、FWは得点をあげるものと言う考えが非常に強いのかなあと思います。得点をあげないFWは、調子が悪いとか、極端な話しダメだと言われてしまいます。

でも、最近は少し状況が変わってきています。コンサにしても、前線から守備ができる元気を使い続けています。彼を使うなと言うコンササポは少ないと思います。要は戦術の問題なのでしょうか?

FWには、いわゆるポストプレーが得意な選手とスピードがあり裏を取るのが上手い選手がいます。大雑把に言ってですが・・・。

じゃ、巻はどんな選手でしょうか?守備もやります。ポストプレーもできます。おとりになったり、つぶれたりするのも嫌がりません。ゴール前で、最後まで諦めず滑り込みます。こんなに色々な役回りをこなしながら、ゴールも決めるというのは並大抵のことではありませんね。

オシム監督は、かつて巻はジダンにはなれないが、ジダンにはないものを持っていると言ったことがあります。ジダンは、まさに華麗なサッカー選手。シャンパンサッカーの代表です。

つまり、巻は、華麗なプレイヤーにはなれないけど、多くの役割を一定レベル以上にこなす素質に恵まれているということかなと思います。だから、オシム監督は巻を使い続けるのだと思います。オシム監督の戦術に合っているわけです。

そして、得点をあげるFW、つまり巻を選ぶ理由ができてホッとしたと言いながら、実は、巻を選ぶ真の理由をいつまで経っても理解してくれないマスコミに対して、皮肉っているのだと思います。如何でしょうか。何か、当たり前の結論になってしまいました。(でも考えるのに疲れた!)


話しは変わりますが、俊輔や遠藤のプレースキック、特にFKに魅力を感じる方は、多いと思います。決まればかっこいいですよね。FKを蹴ろうとするときにトイレに行く人はいません。注目度抜群です!

しかし、FKを得るにはファールを得なければなりません。ファールをもらうには、相手にとって危険なプレーができる選手が必要です。それも、ゴール前などで決定的な場面を作れる選手が多ければ多いほど、良いわけです。日本代表でファールをもらえる選手は誰でしょうかねえ?

posted by かんち |17:54 | 日本代表・W杯 | コメント(2) | トラックバック(0)