2016年05月14日
こんな時に・・・
熊本地震からまだ1ヶ月なんですね。 毎日のように震度3とか4が起こっているので、とても長く感じられます。 でも1ヶ月の間、相変わらずの避難生活を余儀なくされておられる方が沢山で、状況は地震直後とそんなに変わってない感じ。 避難の様子だって、テントでとか車中泊でとか、ちっとも東日本の時とかわっていません。 そんな時でも、中央では、政治家の金遣いがどうのとか、選挙がどうのとか、海外訪問とか、オリンピックがどうのとか。 東日本大震災の時、こちとら大変な目にあってるってのに、中央では、相変わらずの与野党攻防などやっていて、早く元に戻りたい地元との温度差に、イライラさせられることしきりだったのを思い出しました。 あれから5年以上経ったのに、変わってないのは避難の仕方だけでなく、政党は違えど、政治家のやることも進歩していません。 熊本の方々は、家は無い、避難生活は極限、水がない、健康が心配、復旧のめどが立たない、なにも進んでない中、テレビでは「地震活動はは相変わらず活発」という多分もう耳にしたくない言葉を繰り返す。 そしてもうすぐやってくる梅雨と暑さ、参っていると同時に、相当じれてらっしゃるんじゃないかと思います。 こんなときいつも、中央政府って、見に来るくらい、実際は何もできない。 食料が手に入る今は、はやくそれぞれの家の診断を行って、家を建て直すなり、修理するなりするのが一番必要だと思います。 そんなこと言ったって、まずはこれこれをしないと・・みたいな悠長なことは外から見た人が言えること。 仮設でもいい、あるいは、県外に出られるなら県外のホテルでもいい。 車や体育館やテントは、1万人もの人が1ヶ月も住むところじゃないのは誰が見ても明らか。 オリンピック、やめませんか? 頑張ってる選手が可哀想でしょうか? 別に日本でやらなくたって、ほかの国でやれることです。 ほんとうは、オリンピックを目標としている選手の方々が提案してくれると一番いいんですけど。 被災地のためというスローガンを掲げてれば何をやってもいいわけじゃない。 これからそこにつぎ込まれるお金、オリンピックのために値上がる建設費、少なくなる人手、すべて熊本に回してください。 東日本大震災の時、オリンピックは関係ないと政府は言ってましたし、テレビもそう報じましたから、世間もそう思われたと思います。 が、実際に地元で見ていて関係無かったとは、とても思えません。 家の修復は5年経った今、あちこち行われるようになりました。 避難者が増えて対応が増えた病院の増設も、建設中あるいは、まだ敷地だけ。 熊本がそうならないことを願ってます。 それに復興が長引くと、差別が生まれ、人の心が荒んでくるんです。 そういう悲しい経験もしてほしくない。 できるすべてのことを熊本に注ぎ込んで、その他のことはそれからでいいのでは?
posted by じゅうよっつ |19:24 | 考えごと |