2014年02月13日
福島市の住宅事情
最近、春からこちらにやってきてくれる方のために、旦那が福島市のアパートをチェックしてみたんですが、不動産屋さんのお話では、市の住宅事情は相変わらず不足気味なんだそうです。 そうだろうなあ。 まだ、仮設も並んでいますし、現在福島市にいる方でさえ、早く(もう早くないですが!)落ち着いて暮らせる場所がほしいと思ってる方がたくさんいらっしゃいますしねえ。 うちのすぐ前の空き地も、旦那を職場に送る途中の空き地も、家が建ったり、建設中のところがあります。 自分の家を建てるなら、高い買い物ですから普通は、間取りはこうで、庭はこんな風にしてと、よくよく計画をねって建てるのでしょうが、なんとなくはたから見ていても、まずは建てて住む場所を確保して、それ以外は後から、という感じで建てているのが、わかります。 自分だったら、ここは買わないかもと思うような、川のそばの低い土地の建売も、震災からあとやがて売れました。 一緒にボラをやってる人の1人も、避難して福島市にいますが、彼の場合は仮設じゃないですが、家族とアパート住まいで、最終的には福島市に落ち着くことに決めたので、家を探しています この頃会わないけど、見つかったのかしら? 心配なのは、これから東京オリンピックの影響で、そうでなくとも震災で不足気味だった機材が更に高くなるんじゃないか、手に入りにくくなるんじゃ、ということ。 オリンピックは、税金なのでなんとでもなるでしょうし、かえって好景気を導くものとして歓迎されるのかもしれませんが、困るのは、ここで個人で家を建てよう、修理しよう、建て直そう、としている方々です。 オリンピックはもう決まったことだからしょうがないですし、喜んでいる選手の皆さんに罪はないのですけど、まだ毎日の生活にさえ窮屈な思いをしている人が、東北には沢山おられるという現実を目の当たりにしていると、どうしても、矛盾を感じてしまいます。 方やエンタテイメント、かたや生活基盤・・・私など、まだ納得できずにいますが。 これがもし、被災したのが東京で、その東京でオリンピックを開くというなら、それは大きな意味があると思います。 当時は、被災されてない遠くの方でも、うつ状態になったりするほどだったですけど、もう、東日本大震災や原発事故なんて、飽きられたかな? 嫌でも見えている現実が、ここには有りますけど。
posted by じゅうよっつ |19:39 | 暮らし |