2013年09月05日
皮肉
福島の原発で汚水が漏れていることで、政府が割とすぐに対処する姿勢をみせているので、お、安倍さんもやるかも、と感心していたら、どうも、東京オリンピックが開催できないことを懸念してのことだったんですね。 なあんだ、今度も東京のためか。 福島では除染はあってますが、事故から2年以上たち、政権交代もあったのに、なかなか進んでいない状況で、福島市のある中通りや会津地方なんかはいいですけど、浜通りの地域では、最終的に自分のうちに戻れるのか戻れないのかを含めて、中途半端なままの生活が続いていて、ほんとにお気の毒な状態です。 オリンピックと、そんななかなか収集をつけることができない福島の気持ちと、中央にとってどちらが大切か、よおくわかって、がっかりです。 前回の選挙で、ほかの日本と同じように福島県民の多くが自民党を選択したのは、民主党にがっかりしたという理由は納得しても、どこまで人がいいんだとあきれてしまいましたが、考えたら、福島は農業県。 お天道様の光や雨の降るのを辛抱強く待ち、繁忙期には互いに助け合う、そういう歴史が作ってきた県民性が、昔一時代を築いたときのように、また自民党がやってくれそうだと期待したのかもしれません。 自分たちのこと(地震や原発後処理)もだけど、多くの日本人が望んでいること(経済再建)を優先したということもあるかもな、と思い直しています。 (福島県は、もっと自分を持ってもいい、持つべきなんじゃないかなあ) でもそんな福島県だから、原発の収拾についても、ずっとおとなしく待っていられるんだと、わかってるのかしら。 その人の良さに頼るような政治であってはならないはず!! そうだ、この際だから、福島の除染もすまないと、オリンピックが開催できないとか、海外が指摘してくれないかしら。 そうすれば、政治家の先生たちもね、なんて皮肉のひとつくらい、言わせてもらってもよさそうです。
posted by じゅうよっつ |12:26 | 考えごと |