2013年02月10日
トライアルで思い出したこと
古田選手、残念な結果になったようですね。 まあ、また挑戦すればいいし、横野選手や荒野選手みたいに、自費留学という手もあります。 実は、今回の一連の件で、自分の経験と重なって、ちょっと複雑なところもありました。 むか~し、高校生の頃、私は、目立たない1学生でありました。 (このフレーズのあとだと、たいてい、びっくりするような事を起こしそうですが、残念ながらそうではありません、ご期待に添えませんで。) 毎日、平凡に(ちょっとおしり重ためで)暮らしていたのに、何を思ったか、ある日学校の掲示板に貼ってあった「留学生募集」の張り紙を見て、「応募しよっと」と、英語の先生のところに申し込みに行ったのでした。 公費で行かせてくれるんだから家に迷惑かけないし(そのころうちは、「お金ないからうちは公立ね」というのが口癖だった)、いいじゃないって気軽に。 今となってはあまり思い出せませんが、多分、なにか変えないと行けないと思ったんでしょうね。 確か、福岡県で留学できるのは1~2人の予定だったと思います。 第一次審査は学校内、といっても試験も何もありませんでしたが、「どうしても行きたい人、それだったら遠慮する人」と、先生が意思を確かめて、なぜか頑固に居残りました。 第二次審査は県内の学生が集まって、さすがに試験でしたが、それまでの期間は、NHKのセサミストリートを見て(当時はCSなんてなかったし)、英語の本を買って勉強してました。 ”傾向と対策”も何も知らないまま、無謀なことです。 で、それはそれでいいんですが、その話を聞いた祖父と祖母が、「○○ちゃんが留学したいというならしようがないね」と深刻に、ちょっと悲しげに決心したと聞いて、「いやちょっと待ってよお」と、私は戸惑いました。 だって、これから試験なんです。 ちなみに、私と一緒に試験を受けた同じ学校の友だちは、彼女のお母さんいわく「このために英語がんばってきたんです、この子」という方。 そんな中で、ふと「いきたい」なんて思ったから受ける人間なんて、落っこちる可能性のほうが大きいんですから。(で、落ちました) 行くのは、試験に受かってからだよ~!と、早すぎる決断に大いに戸惑ったのでした。 むろん、古田選手はずっと計画してきたことでしょうから、私とは違います。 むしろ、私と一緒に試験を受けた同じ学校の、もう一人の学生のほうですね。 でも、古田選手も、未だ決定ではない段階でのあまりの反響の大きさに大いに戸惑ったかもとは思います。 はい、その子は、二次試験も通りましたよ! その先は・・・残念ながら古田選手とおなじでしたが。 でも、そうやって大海に出て受けた経験というのは、コンサにいただけじゃ得られないものだったと思います。 結果がどうあれ、その気持ちと経験は残ると思います。 きっと糧にできるはずです。 これからも夢を持ち続ければ、進むべき方向も見えてきますし、その時にも迷うことはないもない。 応援します!
posted by じゅうよっつ |18:03 | コンサ? |