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2013年01月15日

大人になるべき時

もう去年のことですが、前回の選挙(旅行のため不在者投票)では、予想どおり、自民党が第一党になりましたが、あれだけの圧勝だと、ちょっと怖い感じがします。
あのころアメリカが、日本が右傾向にあるといったことに、反発を感じた人はわりといたんじゃないかと思いますが、これだけの票を集めたなら、そう言われてもあながち的外れとはいえないような。

もっとも、右でも左でも、極端に進むのは別として、どちらの存在も必要だと思いますから、別に、右に進んでる、左傾向にあるといわれること事態に、すぐに目くじら立てる必要もないとは思いますが。

問題は、どちらかが異常に強い場合。
民主党政権だったころは、民主党がダントツで強いというわけではなかったので、独断に走り過ぎる危険はまずありませんでした。
(それで気持ちのいい決め方ができなさすぎたのが、敗因の1つになったのでしょうが。私はそれがいいと思ったんですが・・。)

しかし、こう、お隣の国々との小競り合いが耐えない状況になると、自民圧勝の結果がますます心配になってきます。
そのうち憲法も改正するといってるし、最悪の事態にまでならないといいんですけど・・・。
前の戦争を経験した方々には、いまこそ戦争の悪と、そこに及んだ経緯を大いに語るのが、これはもう義務だと思います、手遅れにならないうちに。

実は、12月にサンフランシスコに行くことを決めた時、ちょっとだけ迷いました。
中国との仲があまり良くない中で、チャイナタウンに行っても大丈夫かしら?と。
でも、それは杞憂に終わりました。

美味しそうなザボンを買うときには、横のおばさんは(中国語で、でもなぜか分かる)「こっちのほうが美味しいよ、ほら、持ってみて、重いでしょ」私「うんうん」
レストランで、「どこから来たの?」「日本」「いらっしゃいって、日本語でなんていうの?」

私の中国人のイメージは、大地に根を張って図太く生きている風なんですが、自分もしっかり踏ん張るけど、他人にも同じようにしっかり踏ん張らせてあげるのが当然という、自他共に認めることができる気持ちが好きなんです。
それは、今まで付き合ったことのある中国人の友人・知人でも同じでした。

国と国の小競り合いに、変な愛国精神みたいなものが生まれて民間人まで同調してしまうのは、危険だし御免です。
そんなの政府に勝手にさせといて、私らは、冷ややかな目でそれを見ながら、大人の態度を示していればいい。

以前、アメリカにいた時に、全く知らない若い男性(白人)に、すごい勢いでぶつかられて、こけてしまったことがあります。
その男性はそのままの勢いで走り去りました。
あとから考えると、それは真珠湾攻撃の記念日(とアメリカでは呼びます)でした。

(その日から一緒に働き始めた白人女性に~ちょっと変わった人でしたが)貸してあげたペンシルの使い方がわからなかったらしく、「日本製のなんてわかんないわ」と言われたり。(カナダ製でしたが・・)

長く住んでいれば嫌な思いをすることはもちろんありましたが、そんな思いを一掃できる、親身になってくれる素敵な友だちがたくさんいたので、ああ、この人には、日本人の友達がいないんだなと、かえって同情しただけでした。

国と国というのと、その中に住む一人ひとりを考えた時とは、見たか感じ方が
違ってきます。
お互いを責めるまえに、まずはお互いを知ることが先決。
まずは、友達100人できるかな?じゃ、小学生みたいですけど、でもたくさんの個人を知ることじゃないかなと思います。

そうそう、今日は、病院に中国人の患者さんがお一人来られました。
日本人の旦那さんが来られるまで、一生懸命私のゆっくりの日本語の説明を聞いてました。
そんな風に、互いの国で生活している方なんかも、今は、さぞかし辛い気持ちでらっしゃるんじゃないでしょうかね。

長文になっちゃいました~。

古田選手、トライアウト、行かないままだったのでしょうか?
行ってダメだったというのと、行かないで諦めたのと、その後のモチベーションという点で、ちょいと気になります。

posted by じゅうよっつ |20:40 | 考えごと |