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2012年09月21日

たとえゆっくりでも

人にはそれぞれやり方がある、というのは頭ではわかっていても、実際に理解(了解)するのは、本当に難しいです。

病院のボラもこの数年、人数が順調に伸びて、前は、一人で寂しくやったこともあるのに、今は毎日、数人~多い時には一枚の記入欄に書き込めないくらいきていることもあります。

それは患者さんにとっても好ましいことなんですけど、人が増えるのは、それだけ個性が増えるということで、トラブルもおこりやすくなるのが常なのか、悲しいかな、どうしても、異質な人間を排除しようとする動きが起きてくるようです。
ほんとうは、もっとその人を知るのが、まず先じゃないかと思うんですけど。


中国とのいざこざも、暴動は怖いですけど、お互いのやり方があるってことは理解しないと行けないと思うんです。
向こうがこうでたから、同じようにやる、なんて大人気ない。
一層、火に油を注ぐようなものです。
もともとのアイディアとして、仲違いしたいとは思ってないんですから、こっちは、今までどおりでいいんじゃないかなあ。

例えば、こちらは韓国のお話ですけど、最近、福島空港に震災後初の韓国(済州島)からのチャーター便が来ました。
空港では、もちろん、福島の名産を味わってもらったりして、歓迎のお出迎え。
これをニュースで見た時には、いいなあ福島って、と思いました。
今は、いろんな中国や韓国との交流が、残念なことにキャンセルされたりしてますが、少なくとも、民間ではこれくらい、言葉は悪いけど、KYでいたほうがいいんじゃないかしら。

なんか、今まで愛国心なんてほとんど考えたこともなかったような人間まで、お隣の国々に対して愛国心を駆り立てるなんて、ちょっとおかしい気がします。
W杯の時に、日の丸振り上げて応援するくらいは楽しいけど(それもちょっと異質感はありますが・・)、こちらは訳が違います。


アメリカにいたころ、何だったか覚えてないんですけど、アメリカと日本の間で何か問題が起こったんだと思います。
その時、一緒に働いていた友人が、「政治と個人とは違うからね」とあっさりいてのけたのを覚えています。

そうなんですよね。
友人同士であれば、立ち入るべきでないことに関しては立ち入らない、お互いのやり方も尊重できる、ある程度のことは譲歩もしたいと思えるのに、これが一国の政治となると、白黒決着を付けないと、国民に示しがつかないからなのか、気が済まないというのは、国家間の仲をますます難しくしているように思えます。

目先のことを考えてでなく、先の先で、どうありたいのか、どうあるべきかを考えないと、政治の世界こそ、大変なことを導いてしまいます。
それは、もう経験済みですもんね。

来週、旦那の職場には、中国からお客さんが来ます。
もちろん、歓迎します。
先のアメリカ人の友人の言葉のように、政治の力より、グラスルーツは勝ると信じています。
実際、私も、そう思わせてくれる友人に恵まれましたし。
国でも個人でも、まずは友達をたくさん作ること、友達は視野を広めてくれるし、大切ですよね。

posted by じゅうよっつ |17:57 | 考えごと |