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2012年09月11日

女ひとり

今日はボラで、久々にあった仲間がいました。
実はこのところ会わないので、どうしたのかなと思っていた矢先だったので、顔を見た時には嬉しかったんですが・・・。

よくみると、両手首にサポーターのようなものしてて、話を聞くと、ウォーキングに行こうと玄関にでてすぐ転んで、両手首を骨折、四苦八苦しながら病院まで行くと、手首だけでなく、胸椎まで骨折していて、そのまま入院だったんだそう。(よほどひどく転んだんだろうなあ。)

彼女は一人暮らしなので、残してきた食べ物とか、うちのこととか、それからかわいがっていたカメのこととか、気になって、無理やり途中で退院したんだそうです。

で、怪我だけでもびっくりしたんですが、「それで施設に入ったのよ」という言葉に、ボラのみんなで一瞬言葉をなくしました。
ボラの中には、70代くらいの方も何人かいるんですけど、それでも、みんなやはり、ボラをやろうというくらいですから、ピンピンしています。
彼女もそう。
それなのに、不自由な手で家の片付けをし、それも終えないうちに家の借り手も見つかり、必要なものだけ整理して施設に移ったんだそうです。
いくら両手首が使えないからといっても、そこまで思い切るとは。

なんでも前から、こうなった時のために、施設に入る準備をしていたようで、それでも、私だったら、まだ大丈夫じゃないか、いやそれがこの時だ、と見極めるのって、随分と迷うと思うんですよねえ。
よく思い切れたなあ。

でも、怪我は治ってないとはいえ、健康なうちに施設に移ったのは、これらかの人生をエンジョイするためには正解なのでしょうね。
なんかこの潔さ、見習いたいです。
人間、ある日突然年取るわけじゃないですからねえ。
カメ君が星になってしまい寂しそうでしたが、女ひとり生きていく姿が、ちょっとかっこいいなと思いました。

posted by じゅうよっつ |21:47 | 考えごと |