2011年06月23日
マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
あんたいくつさ?といわれても、この手のディズニー映画(かな?)は外せません。 都合よく最初から見られたし、今日は夕飯を作らなくていいので、ここぞと、最後まで見ることにしました。 子供の頃は、誰しも多かれ少なかれ、このおもちゃ屋さんの子供たちのように、お人形や虫と話したり、空中に輝く川の流れを追ったり、お月様に挨拶したり、サンタさんや物語の主人公の存在を疑わず、この世のすべてのものに驚き、信じ、自分と同じように心を持ったものだと感じていたはず。 それが、生きていくうち、いい思いより、苦しいことや悲しいことのほうがずっと多いことがわかってくるに連れ、そんな気持ちを意識的・無意識的になくしてしまいます。 ほんとうは、そんな苦い経験のためこそ、輝いていた気持ちをなくしてはいけないんですよね。 1770年(若干前後)生まれのマゴリアムおじさんは、まとめてかったお気に入りの靴も、これが最後1足、しかももう穴あき。 自分は明日旅立つと、自分の才能と進むべき道に迷いながらもおじさんの魅力に惹かれて店を手伝うモリーにつげ、跡を継いでほしいと言います。 戸惑うモリーの努力もむなしく、おじさんは旅立ちますが、まだ決心のつかないモリー。 しかし、この店に必要な人間だとおじさんに見込まれて雇われた会計士のジェフの、不器用ながら子供の心をなくしてなかった励ましに、モリーは自分の夢や力を信じる事ができ、おじさんがいなくなって人形もロケットも、ゲームも、ボールも、すべてがすっかりグレーになったお店を、もとの魔法のお店に戻すことができました。 というハッピーエンド。 (ハッピーエンドは、魔法の世界にはつきものです!) マゴリアムおじさんのお店を、不思議なお店と思って映画を作っていて欲しくないというのが私の願いです。 こういうお店、ほんとうはあるのに、忘れてない?と、いうのが本題だと思いたいなあ。
posted by じゅうよっつ |19:50 | 映画 |