2011年06月11日
さださん、ありがとう
明日は室蘭戦と、皆さんがわくわくしているときに、また別のことを書くKYですみません。 何度も、もうこの手の話はこれで踏ん切りを付けよう、明るいこと楽しいことを書こう、書きたいと思うのですが、私が日々考えるものの割合は、どうしてもそのまま記事数に比例してしまいます。 もうさすがに私のノーミソも学習したようで、朝起きて、現実に引き戻されることはなくなりましたが、まだその現実の方はぶらさがったまま。 幸い、サポーターズブログでは、コンサのことだけに記事を限定している訳じゃないので、やっぱり、このままの調子で行きたいと思います。 そう思えるようになったのは、今日、(おそらく地方限定で)放送されてた、さだまさしさんのNHKの番組「今夜も生でさだまさし」。 以前から、旦那を仕事から連れてかえってTVを付けると、たまたま放送中でそのまま見ることがあったんですが、今回は、福島版だったので、昼間の再放送もあったんでしょうね。 そういえば、「福島でやれて嬉しい」と、さださんが放送予告をしていたのは知ってましたが、ごたごたしていてすっかり忘れてました。 なので今日もたまたま。 さださんって、あんな優しい歌を作るのに、実際は、何にでもちゃんと向き合って逃げない方なんですね。きっと今までいろいろと辛苦をなめてきた経験が、彼を強くしてるんでしょう。 福島に来て、放射線のことや原発のことをあれだけはっきりしゃべる芸能人は初めてみました。 時に、ちょっときびしく聞こえるおはなしも、冷静に考えれば真剣にかんがえている故だと分かります。 聞こえのいい言葉や、なびきやすい言葉が真実とは限りません。 さださんが、自分たちでいろんな情報を集めて勉強しないとと、福島県人を前にしてしゃべっているのには、まったくその通りだと頷きました。 何でもお上頼り、他人頼みじゃいけないんです。 実際、今、頼りない場合が多いんですから。 そうそう、番組でどなかたのはがきで、「福島県人だというだけでヒバクシャ(字がわからないので敢えてかたかな)のような扱いを受けて・・・」とありましたが、これは誤解なんですよね。 私も知りませんでしたが、今使われているヒバクのバクの字は、原子力爆弾の「爆」ではなく、さらされると言う意味の「曝」なんです。 今、『二十一世紀のヒバクシャ』という本を読んでいるんですが、そこで「ヒバクシャ」の意味について触れられていました。 環境汚染問題なんかで使われる、「化学物質による”曝露”」と言うときの曝です。 つまり、原爆、原発、核実験などで放射線の被害にあった人はすべて、被曝者ということなので、それなら正しい呼び方なんです。 はがきの方の意味するものは「爆」のほうでしょうが、この本で、同じ放射線の被害者として、長崎、広島から全世界に向けられている温かい目を知ることができたので、私は、そんなヒバクシャ仲間扱いなら、嬉しいかなと思います。 実はこの本、出版日が今年の3月25日というタイミングです。 あとがきには、地震や福島の原発事故のことについて触れられていますが、本文を書かれた時点では、当然まだ起こってなかったはずで、その時点で書かれたというところで、内容はきわめて公正なものだと思います。 とうぜんタイトルから、原爆のみでなく、原発、核実験、すべての放射線による被曝について述べてあります。 そういえば、さださんも長崎出身でしたよね。 今日は、さださんに、しっかり元気をもらいました。 単純ですよねえ。 だから、明日だってもちろん、コンサが気持ちよく勝ってくれれば、またもっと元気になれます。 (結びが強引?でもほんとよ。)
posted by じゅうよっつ |11:49 | テレビ |