2011年05月16日
その一言
放射線について私が聞いた、長崎大の先生のお話は、地震後、福島市では複数のラジオ局で放送されたので、たくさんの方が聞かれたようで、今日、ボラを一緒にやってた仲間もその一人でした。 私は、その話で随分と安心できたし、彼女もそうだったと言ってましたが、今日、「ねえねえ、放射線大丈夫なの?」と、突然私に確認するので、「大丈夫だってば」と言いながら、どうしたんだろうと思ってると、別のボラ仲間から、実際は、発表より放射線量は高いんだと言われたのだそうです。 もちろん悪意ではないでしょうが、そのボラがどういう経緯でそういったのかは、もう今日の仕事のあとだったので分かりません。 もちろん、福島市の値として発表はされていても、場所によって高いところもそれより低いところもあり、ばらついてます。 ただ、その差でどうこう心配するようなものでないことは確かです。 多分、彼女も頭ではそう理解しているはず。 それなのに、そうやって、何気ない一言で、今までの確信が壊れてしまう。 多分、今、福島県人だったら、いろいろと根拠をあげて大丈夫と3回聞いても、ひとこと危ないと1回言われれば、そっちを信じてパニックになってしまう、そんなぎりぎりのところで耐えている方が多いのだと思います。 元になる原発自身がまだ収束したわけじゃないですし。 その状態を、外の、原発を、世論を、動かそうとしている方々が、どれくらい考えてくれているか? どうか、考えてください。
posted by じゅうよっつ |20:46 | 暮らし |