2011年04月01日
目先の利益は、結局不利益
自民党が大連立を考慮し始めたとか。 そんなの提案されたときにやってよ、ってかんじです。 たぶん、自党が次回の選挙で有利になる可能性を考慮してここまで伸ばしたのでしょうが。 地震は天災ですが、その地震を想定せずに原発をつくったのは、自民党ですからね。 今の内閣は頼りないですけど、でも、その尻ぬぐいをしているわけで、はじめから一緒になってがんばるのは当然でしょう。 今週は昨日まで旦那と同伴出勤だったので、昼間の時間だけはたくさんあり、なのでずっとボランティアに行ってました。(実は旦那の職場から歩いて行けます) 患者さんによっては、飯館村やお隣の月館村から来られた方もいらっしゃって、普通に診察を受けて売店でちょっとお買い物されて帰りのバスか車を待ってらっしゃる患者さんなのに、お話すると、地震の日にご主人がなくなって、すぐにお葬式を出すこともできずに・・・なんてお話をされてびっくりしたりします。 そんな中で、時々、原発のことを患者さんから話しかけられることもありました。 たいていは、放射能は大丈夫だろうかというご心配ですけど(その場合には、先日の長崎大学の先生のお話を引用しながら~しったかぶり!~「だあいじょうぶです~って!」と自信たっぷりにお話することにしています)、中には、原発の建設に関わった方もおられて、非常に怒ってらっしゃいました。 というのも、原発を作るときに、予備電源をつないでいたのに、予算削減のために、それをカットされたんだそうです。 もちろん、聞き伝えですから真偽のほどはわかりませんが、でもそれほど嘘でもないような気がします。 というのは、昨日、NHKのフランス語講座を担当されていて、ブログに時々お邪魔している清岡先生が、20年来の友人のかたの、こんな記事をリンクされていたからです。 ひどい! 今の時期に、まさか、テレビに出ておられる東大の先生がすべて東電よりのコメントをしているとは思いたくないですが、理想にすぎないと言われそうですが、研究というのは本来、中立の立場で行われるべきもの。 何のための公立か? 特に、今回のような大惨事に陥る可能性のある産業の大きなバックアップで関係する研究を行うなんて、研究者のプライドはどうなってるの?と常識を疑います。 記事では、長崎大はその寄付を断ったとあります。 日本で、たぶん世界的にも一番よくわかってらっしゃる長崎大の先生のお話だから、全国放送でやってくれればいいのに、と思ってましたが、そういうのも関係して呼ばれないのかもしれないと思うと、とても残念です。 東電の体質もこれでなんとなくわかります。 昨日のヤフーニュースによると、女川原発は、福島のより3mほど高く作られていたんだとか。 それで、福島より高い津波にも耐えたんだそうで、経費節減で必要なこと削ったり、緊急時の想定の低さとか、そういうの、甘すぎですよね、東電さん。 よそさまの土地に作ったんだから、それくらいちゃんと費用惜しまずやってhよって思います。 東大に寄付したお金で、高く作ることも、予備電源を作ることも、ちゃんとできてたでしょうが! だいたい、日本はロボット先進国だったはずなのに、フランスが貸してくれるまでなんでもってなかったんでしょ? 原発なら、人が作業できないような環境を当然想定して何か用意すべきだったと思いますが、なんか、スローで、後手後手で、放水車だって、東京や大阪から来てもらう前に、いろんな災害を想定して福島においておくべきじゃ。 あー怒りが収まらない。 失礼しました!
posted by じゅうよっつ |12:21 | 考えごと |