2010年12月02日
3年目の石崎コンサ
石崎監督、どうやら来季も続投のようですね。 J1昇格の目標を掲げながら、実際は大きくそれを下回ったという明らかな結果とともに、きっと石さんのことだから、ネットでサポがどんな評価をしているのかもご存じだったと思います。 そうなると、てっきりこれはもう来季は、石さん辞めるんじゃと、勝手に思ってましたが、楽な方向にいかず最後まで責任を取る覚悟をされるとは、う~ん、さすが! で、それもいいかもと、あっさり、来季も石さんで賛成になってたりします。 よく、外国に暮らす時に言われるのは、1年めはとにかく無我夢中で大変、2年目になるとやっと回りが見えてくる、だから、行くならせめて2年はいないとその国のことはよく飲み込めない。 監督業と外国暮らしを比べるのは、ちょっと乱暴かもしれませんが、あえて。 特に、石さんは、それまでこれだけ寒い場所で監督をされたことはなかったと思います。 北海道は寒い、それをまず知ることから始めたのが1年目。 でも、1年目って、多分、それさえ実感できないくらいです。 うちは2人とも福岡出身。 初めてモントリオール(真冬はマイナス30度まで下がります)の地に降り立ったのが11月で、すぐに雪が降り始め、あわててダウンのコートやブーツを買いました。 ただ、寒いとか寒くないとか、そういうのまったく感じる暇がないほど、毎日毎日、手続き(しかもどこも長蛇の列!)に明け暮れ、それがやっと一段落した頃、相次ぎ2人して風邪ひいて寝込みました。 無理したせいかなかなか熱が下がらず、初めての海外暮らし、冗談でなく「ああこの地でもしかして・・」なんて情けないことも考えたりして・・・(でもただの風邪でしたけど!)。 石さんの場合、自分がどうこうだけでなく、選手を指導し育てる、という仕事ですから、それまでの内地での経験に基づいて「こういう段階で指導していこう」とか「そのために今日はこの練習を」と計画していても、それが実行できなかったり、あるいは、それをこなす選手の体のほうに無理が行ったりということもあったのではと思います。 もしかしたら、北海道出身か、選手として北海道で何年かをすごした監督だったら、その辺の見当違いは回避できたかもしれません。 ただ、石さんも来季3年目になると、少しずつ、寒さとのつきあい方も遠距離移動の負担の度合いも、いろんな面で北海道の特徴が分かってこられるでしょうし、その中でどう指導していけばいいのかも、もっと感覚的につかめてきそうです。 HFCが当初、3年契約を結ぼうとしたのも、頷けます。 2年じゃやはり無理だと思いますもの。 やっと北海道の状況になれてこれから、というのが3年目じゃないでしょうかね。 と言うわけで、大幅緊縮財政+多数のベテランがいなくなる来季、石さんのコンサはどんな風に!? (しかし、ほんとによく踏みとどまってくれましたねえ!)
posted by じゅうよっつ |21:08 | コンサ |