スポンサーリンク

2010年11月26日

不思議のアパート

実は、年も押し迫った頃、うちは引っ越し予定です。
それで、11月ごろからアパートを探していましたが、今回決めたアパートの他に、もう1件、どうにも捨てがたい物件がありました。

広い玄関の先は、12畳ほどのフローリングのリビングで、その真ん中には掘り炬燵。
エアコンディショナーもこれなら1台で十分温かいだろうという立派なやつで、室外機がでかっ!!
その向こうには、そんなでかい室外機を置いても全然問題ないような庭のような広さのテラス。
ガーデニングを思う存分しながら、余裕で洗濯物も布団も干せるスペースです。
そこから左右~奥に、キッチン、畳の間、洋間が2部屋。
各部屋にはウォークインクロゼットや押入があって、家具が要らないほど収納場所も万全。
不動産やさんによると、このアパートの大家さんが住んでいた部屋のようです。どうりで!

そこをやめたのは、旦那の仕事場からちょっと遠いということもあるんですが、それくらい、妥協できる良さだと思いません?
なのになぜここにしなかったか?

アパートがあまりに静かなんです。
静かすぎて怖いくらいです。

実際、1階の駐車場には車が1台だけ。
知っている限り、1階にあるレストランは閉まったまま。
エレベーターがないというのもマイナスではありますが、階段を上っていても誰にもあわない、そしてどの部屋からも人の気配も音もしない・・・。
誰も住んでいない廃墟に、ただコンクリートに足音だけが響くという感じの異様な静けさ。
何か曰くでもあるのか?と疑ってしまいそうです。

で、近くにある時々行くカレー屋さんで聞いてみましたら、どうやら以前は、レストランの経営者の持ち物だったらしいです。
多分、私たちが見た部屋は、その経営者の住まいのようです。
レストランをやってたころは、アパートも結構埋まっていたんだそうで。

バブルの頃に作られたんじゃないかという豪勢な作りだったので、はじけてしまって持ち主が変わったのでしょうかね。
それにしても、それが原因で、アパートの住人までいなくなったりするかなあ?という疑問が、また浮かびましたが。

で、やっぱり、こんな風に気になるのはやめた方がいいかもということで、今回移るアパートに決めました。
しかし、今のところより広いところを探していたのに、実は、今より若干狭くなるということが今頃判明。
紹介コピーには、ベランダの広さが含まれていたんです。
まあモノを減らすにはちょうどいいですが、当初の目的を果たしたかというと、これもまた疑問。

posted by じゅうよっつ |00:57 | 暮らし |