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2010年09月16日

ボランティアの評価

今日はボランティアの役員会でした。

よく話題にあがるのが、ボランティアの仕事や役割について。
何処でもそうでしょうが、病院でも、ボラ以外は、お給料をもらって働いている方々ばかりで、当然、効率やノルマ達成が求められます。

でもボラは、極端な話、その日一日働いて、たったひとりの患者さんに感謝されれば、それでもいいんです。
必ずしも、お手伝いが必要な患者さんすべてに応対すべく、ボラ全員をフル活動させるのがいいわけではありません。
もしひとりの患者さんが話されるのをじっと聞いていて一日が過ぎたとしても、その方さえ満足してくだされば、来た甲斐があったということになります。

でもそうは分かっていても、周りがしゃきしゃき働いているときに、ぼんやりつったって患者さんと話をしていると、まるでさぼっているみたいに見えたり、自分でもそれが気になったり、考え方の違うボラからさえ「この忙しいのに」と思われたりで、なかなかうまくはいかないようです。

「あの人はやってくれたのに、あなたはできないのか?」と職員や患者さんに言われるのが嫌だという話も聞きます。
お金はもらわないぶん、感謝されたり笑顔をいただいたり、あるいは反対に批判されたりは、ボラにとっては自分の評価のすべて、一番気になる部分ではありますが、かといって、それぞれに特技や不得意があってあたりまえの各人の活動範囲を、誰もができる範囲、その中心円部分に限ったりするのは、もったいないことです。

それこそボランティアなので、できないことは「すみませんができません」とお断りするかできるボラに頼むかして、自分にできることをやればいいと思うんですが、「気にしないでいこうよ」、だけでは、何となく心許ない方もおられるようで、この問題は、何度も繰り返すけど毎回、解決にはほど遠い問題のようです。

posted by じゅうよっつ |22:53 | 暮らし |