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2010年03月31日

上里選手

スカパーのEPGで何げに「鹿島対札幌」の番組名が目に入りました。
J1の鹿島と札幌?
よく見ると2008年、忘れもしない、札幌ドームで鹿島の優勝祝いをやられた試合でした。
この試合、テレビで見ていた私は、鹿島さんへの優勝楯の授与とか記念撮影とか、そんなのやってたらコンサのサンクスウォークの時間がなくなるじゃない!とっとと終わらせてくれ~!とやきもきしていたのを思い出します。

そんなあまり嬉しくもない試合ですから、すぐさまチャンネルを変えようかとも思いましたが、その試合にでていた鹿島の選手の解説つきということで、コンサのことをどんな風に解説するのか、興味が出て、出かけるまでの間、ちょっとだけ見ることにしました。

最初のうちコンサは、鹿島が優勝を意識して固くなってるせいか、結構調子よくダヴィ選手にクロスをあげたり、ダヴィ選手の持ち味である長い足を生かして相手DFを抜く攻撃があったり、さすが三浦監督の下、守備もなかなかがんばってました。
一寸見ると、コンサのほうが優勢。

でも、解説の彼(名前失念)によるとそうでもないようで。
ダヴィ選手の攻撃は2人で挟めば何とかなる。
コンサのクロスが正確さに欠けてそれほど怖くない。
相手(この場合コンサ)が優勢になっていても、鹿島はそう焦らずじっと我慢するチームだから、そうあわてて修正などとは考えてなかったそうです。

う~ん、さすが王者鹿島。
相手が優勢でも、全員が自分たちの時間がいつかはやってくると信じて疑わず、耐えて待ち続ける事ができるんですねえ。
試合の入りは、そんな風になるかもとも話し合ってもいたそうで。
自分たちの”傾向と対策”もちゃんとできているんですね。

そうこうするうち、まだコンサも悪くないけど鹿島も少しずつよくなったと言う時間に、鹿島が1点先取。
鹿島にとってはこれからという時ですから、点の取り方が実にいいです。

しかしたとえその年、J1最下位となったとはいえ、ダヴィ選手も怖くない、あのころのコンサの武器だった縦ぽんも怖くない、と言われてはもう、どうすりゃいいのさ、です。

が、その解説の彼が「びびった」と言ったのが、上里選手のミドルシュートでした!
残念ながらそのシュートはマウスのわずか上部を飛んでしまいましたが、力強い、コントロールの効いたシュートでした。
あんな真ん中からどすんと撃たれると、鹿島といえどもどうしようもないんでしょう。

去年の福岡戦でもすばらしい(ファー)ミドルシュートを決めた上里選手、攻撃には、J1の王者でさえ手(いや足)のでないものを持ってるんですね。
そういう攻撃力に期待して石崎監督も使い続けてきたのでしょうね。
このところ宮澤選手とのダブルボランチからはずれていますが、あの武器を使えないのはもったいない!と大いに思いました。

posted by じゅうよっつ |20:49 | コンサ |