2009年10月03日
夏のなごり
今夏、軒下にあるジャスミンに、ハチが巣を作りました。 直径が5cmほどの小さな巣は窓のすぐ側ですが、いつも網戸にしている場所だし、たくさんいるハチたちもいつも巣にじっとしていておとなしいので、そのままにしていました。 ところが、9月のある日、その巣の辺りから、軽いおせんべいをかじるような音が盛んにしだしました。 最初は気にしてなかったんですけど、うちのネコどもが熱心に見ているので覗いて見ると、いつもいるハチの倍もある大きなハチが一匹、その巣をしきりにかじってました。
住人のハチたちはどこに?と思って見渡すと、遠巻きにぶんぶん飛んでいます。 きっと、怖くて戻れないんだろうなあ。 なんでこんなことになったんでしょ? 大きなハチにとってこの巣や小さなハチたちが邪魔だったのかしら? それとも巣の中の卵か何かがねらい? 大きなハチは、その日以来、家に来ては巣をかじってました。 ところで、そのころちょうどスズメバチによる事故のニュースがあってて、気になって調べてみると、色形といい、どうも、うちの侵入者はスズメバチっぽいんです。 窓のすぐ側でもあるし、どうしようと思っていたところ、庭での仕事中、蚊取り線香をつけていた時に、偶然、ハチ(あるいはアブだったかも)が不活発になるのを発見し、もしかして?と思い立ちました。 早速翌日、そのスズメバチがくる前に、庭でしばらく蚊取り線香をたいてみました。 蚊取り線香が功を奏したかは定かではありませんが、それ以来、スズメバチは来なくなったようです。 とりあえず、あんな危なっかしいハチにうろうろされなくなったのには、大いにほっ。 それにしても、突然我が家を失ったハチたちはなんとも気の毒。 初めは、周りをうろうろしていた住人のハチたちも、大きなハチがしつこくやってくる間に、あきらめたのか、姿を消してしまいました。 もしかしたら、夏も終わり、もうそう言う時期だっただけなのかもしれません。 今は、半分欠けてしまった空っぽの巣が残るばかり、秋風に揺れるジャスミンも寂しげです。
posted by じゅうよっつ |23:26 | 動・植物 |