2008年10月23日
切られる木たち
うちのあたりは、もともと山だったところを開発した地域のようで、その名残りでまだ、クマさんもアナグマくんもイノシシさんも、時々お目見えになるそうです。 もともとは、赤松と竹の生えた山だったらしく、原生のままと思われる土地には、竹林や、赤松の森が広がります。 しかし、その赤松は、たっくさんの落ち葉を庭や道路に落とし、雨どいを詰まらせ、掃除が大変というのが、大勢の意見だとか。 それでか、今まであちこちで、大きな原生木が切り倒されるという事態を目の当たりにしています。 夏に買い物に歩くのにちょうどいい木陰を提供してくれる枝の伸びた木とか、ちょっとの雨降りくらいならその下を通れば平気だった木立とか、そんな木たちが、後から来て勝手に開発して住んでいる人間の都合で切り倒されるのに、疑問を感じざるをえませんでした。 それになにより、元は山ですから、斜面があちこちにあります。 今の、極端な大雨だって降る時代に、木のない斜面は、住んでいる人間の生活だって(掃除以上に!)脅かしかねません。 何度もしつこく、役所に電話したり現場の方にお願いして(きっとうるさい奴だと思われてますね)、一部は、最小限に留める事になりましたが、今朝も、今度はそろそろ落ち葉が出始めたプラタナスの街路樹の枝をすべて切り取っていました。 冬になる前にすっかり丸裸にされたプラタナス、なんて惨めな格好・・・。 秋に落ち葉を踏みしめて歩くなんて、風情があっていいと思うんですけど。 福島って、北海道の広大な自然とはまたひと味違った、日本的な自然が残る土地です。 でも、もとから福島に住む方にとっては、あまりに当たり前すぎるのかなあ。
posted by じゅうよっつ |19:41 | 自然 |