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2008年07月28日

敵は潮風

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昨日は、試合の直前に、雷雨。
5分ほど集中して降ったでしょうか。
でも、結果、降り足りなかったかも。

試合の始まる頃にはすっかり雨は止み、それまで30度をゆうに超えていた気温も、若干下がりましたが、まだまだ暑い。

でも、それにも増して、ひどかったのが、湿気です。
肌にまとわりつくようなというのはこのことだと実感する、じと~っとした不快さは、暑さをより暑くしていました。

この環境で練習を続けてきた新潟の選手と違って、試合始めから、札幌の選手には一様に、湿気が体にまとわりついて、動きを重くしていました。
暑さには強いブラジル人FWコンビだって、これには参っていたと思います。

そのせいだと思いたい。

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ボールを持って出しどころに迷っている間に、かっさらわれたり、パスを出した先に、真っ先に飛び込むのは新潟の選手。
セカンドボールが拾えないのは、昨日に限った事じゃないですが、動けてないんですから、とれません。

それでもやろうとする選手と、そうでない選手の息があわないので、さらにやれる選手にもブレーキがかかります。

これが、もしかしたら、新潟がホームで異常に強い理由の一つかも、なんてことも考えたりしました。


湿気のせいだと思いたい、と書いたのは、なにも、選手に味方しての事だけじゃありません。

まだGK・佐藤選手だけが練習中だったとき、コーヒールンバをやってました。
応援の太鼓、しばらく聞かなかったうちに、すっかりサンバ調のリズムになってしまって。
へえーうまいなあと感心したのですが、そんなこと考えていたからか、ふと気づくと、選手が挨拶のために、もうすっかり、サポの前に並んでいるじゃないですか!

こんなこと、初めてです。
選手がぞろぞろ出て来始めたら、わーと歓声が上がって、拍手が起こって、名前を呼んで、というのが今までだったんですけど、ふと気づくと、札幌選手の、ちょっととまどった顔、顔・・。

コーヒールンバがそれから終わったことや、選手の表情から察するに、選手が来たことに気づかなかったのは私だけじゃないような気がします。

この時の応援が象徴するように、サポも、集中力が足りなかった、あるいは、応援に自己満足していた、とういことがあったかもしれません。

そんな風に、”尋常でない”空気を、意識するしないにかかわらず、あの場にいた全員が体験していたと思います。

あれだけいいところのない試合をみれば、普通なら当然ブーイングだと思いますが、試合後の挨拶の時は、拍手でもブーイングでもなく、応援歌でした。

同じ環境を共有したものとして、これはしようがなかったも、でも、これで行けないのはもちろん、あきらめないで、前へ進め!
そう言うメッセージを込めたと、自分では思っています。

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posted by じゅうよっつ |19:43 | コンサ |