2008年03月16日
消えた王子さま
「(サンテグジュペリを)撃ったのはわたしだ」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080316-00000001-yom-soci とは、88才の(元?)ジャーナリストの、自分が銃撃した飛行機の操縦者が、幼い頃から親しんできた「星の王子さま」の作者・サンテグジュペリだった、そうでなかったらよかったのにと、60年以上も苦しんできた、深く、聞いているこちらにさえ重たい吐露です。 時は第二次世界大戦、誰もが人間性を失いそうな時代に、彼がサンテグジュペリの乗った飛行機を撃ったのは悲劇でした。 戦争とはいえ、犯した罪へのおののきは拭えないでしょうが、逆らえない大きな力のせいだったともいえます。 戦争さえなかったら、彼は88才まで誰にも言えずに苦しむこともなかったし、サンテグジュペリももっと多くのお話で世界を暖かく包んでくれていたかも知れません。 もう20年も前、「プラトーン」というベトナム戦争の映画を、モントリオール在住時にみました。 終わると、観客がスタンディングオベーションで拍手。 私には、戦争で苦しい目に遭っているベトナムの現地民の悲しいストーリーにしか映らなかったのですが、どうやら、カナダの観客の目は、英雄的な兵士の方へ行ったようで(多分作品の意向も)、これに猛烈な反感をおぼえて、一人(正確には旦那と二人)座って拍手もせずじっとスクリーンをにらんでいたのを覚えています。 戦争に正義はないと、この頃の、兵士を見ていても思います。 それを正義だと信じ込ませ、人間としての目と心を狂わせる尋常でない戦争。 そうでもしないと、人間、もともと人を殺して、平気でいられるわけがありません。 そんな不自然なことをやらせているのが戦争ですから、人の心にゆがみが出来るのは当然です。 戦った人(国)にも、被害を受けた人(国)にも、世界中に、もうイヤと言うほど犠牲者がいるはずなのに。 いい加減、私たちは学習しなければ行けないはず・・・。 余談ですが、時効があるべきだとすると、今回のような方の為にあるのでしょうね。 自分の犯した罪に苦しみ、それを認め、誰もが、もう十分だ、これだけ苦しんだのだから、あれは、しょうがないことだったのだと、納得できる事件のためにだけに。 決して、失われた命や心と引き替えに、真犯人がふてぶてしく生きながらえるためにあるのじゃないですよね。
posted by じゅうよっつ |21:42 | 世間 |
2008年03月16日
経験サポは語る
浦和のオジェック監督が解任になったそうで。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080316-00000907-san-spo まあ、去年からのってのもあるんでしょうが、2連敗でクビとは厳しいですねえ。 うちの2連敗とは、わけが違うってところでしょうか。 信頼されてない監督の率いるチームほど、バラバラで気持ちのついていかないチームってないですもんね。
posted by じゅうよっつ |15:03 | サッカー |