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2007年12月14日

フランス語と数

「フランス語は数を勘定できない言葉」といった、都知事の言が問題になったそうで。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071214-00000938-san-soci

50の手習いよろしく今頃フランス語を復習しているものとしては、同感と言えなくもない、というより、正直、言える様な気がします。

たしかに、フランス語の数は複雑。
アン、ドゥー、トロワくらいだと、日本人でも殆ど子どもの頃から耳にしているので、問題なしですけど、70は60+10、71が60+11・・・となり、80は4×20、81は4×20+1・・・90が、4×20+10・・となってるんですから。

外国語で数を使いこなすのは結構難しいと思うんですが、フランス語も、いちいち頭の中で足し算かけ算していると間に合わないので、理屈で考えずに、例えば、4×20+10という言葉”カトル・ヴァン・ディス”は”90”と言う単語なんだと頭に思い浮かぶように繰り返すのが一番と、自分には言い聞かせています。

これもどの外国語でも同じでしょうが、もう繰り返して覚えるしか、道はないですもんね。

知事の発言は、それだけ、フランスの数表現が難しいということをいつものように辛口でいいたかったのでしょうが、でもそう言われたからと行って、裁判沙汰にするよりは、「そうかもね。指が足りない時は貸しましょうか?知事さん」くらいに反応していたほうが、粋なフランス人らしくていい感じなのに。

もともとフランス語は数を表現するより、きっと、音楽のような音の美しさが魅力なんじゃないかしらと思うんです。
言葉は、その国が何に重きを置いているかを表してますもんね。

もっとも、数は四苦八苦しながら覚えられても、発音の方は、四苦八苦してもどうにもならないのは困ったことで・・・。

posted by じゅうよっつ |19:27 | 言葉 |