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2005年11月15日

福岡戦を改めて思う。

テレビで中継を見ていた。選手だけでなく、応援する者、見る者にも集中力が求められるゲームではなかったか。まあ、終盤はその集中力が欠けたがために2点取られてしまったわけだが・・・。
ただ、修正する要素はあるけれども、悲観する必要はない。ましてや諦める必要なんてどこにもない。修正する要素というのはセカンドボールの奪取、積極的なシュート、展開の広さと言ったところだけど逆に評価できたところもあった。中山選手を投入して3トップにしたことである。
つまり「リスクを冒してでも点を取れ」というメッセージを明確に送ったということだ。ただ、リスクを冒す心の準備ができていなかった。リスクを冒してリターンを手に入れるのも、実力のうちだ。だからまだ、チームには実力が足りない、と思う。ちなみにここでいう「実力が足りない」は、「上限値いっぱいまで戦ってもその値が相対的に低いがために足りない」という意味であり、「ポテンシャルをチームの実力として生かしきっていない」ということではない。だから今の札幌が必要なのは「実力の上限値を伸ばすこと」だと思う。

きょう、テレビでW杯プレーオフを見ながらそんなことを考えていた。見ていたのはスイスvsトルコ。スイスの戦いは札幌に似ているところがあるな、と思いつつ、トルコは明らかに「実力を生かしきっていない」なあ、とも思いつつ。スイスのメンバーは若手が多く知らない選手ばかりだったが戦術が浸透していて、プレスをかけてボールを奪取、サイドへ展開、素早いクロス、という一連の動きがよどみなくできていた。一方のトルコはエースのハカン・シュクル、運動量豊富なMFオカン、ブンデスリーガで売出し中のFWアルティントップ、最終ラインには元浦和のアルパイ。これだけタレントをそろえていて、いざハカン・シュクルに繋げようとしてもスイスの統率されたDFラインに跳ね返され、ならばと中盤から繋げようとしても奪われる。まさにチームとしての実力と集中力が結実しての勝利だった。

この試合を見ながら、やはり昨日の札幌のことを思い出してしまう。
今夜見たスイスの試合ぶりと、今の札幌の戦い方を見ると非常に似ていると思うのだ。札幌の実力が伸びればこんな試合運びをする、そんな予知夢(というのは言い過ぎかも)のような90分だった。

さて、リーグ戦も残り4試合。福岡には負けたけど悲観する内容も諦める気持ちは一切不要だ。まだまだ戦う、J1に昇格する可能性が文字通り0%になるまで、たとえ0%になっても勝ちたい気持ちを今まで勝ち取った実力すべてとともに見せてほしい。そしてゴール裏の自分は、そのためにありったけの思いを、ありったけの意地を声にしてピッチに届かせたい。
12月10日まで、戦いは終わらない。


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posted by イシモリ |00:34 | consadole | コメント(0) | トラックバック(1)

2005年11月12日

そして、宮の沢。

前日のエントリ通り、宮の沢に行ってきた。
練習を終えて、クラブハウスから出てくる選手達に合わせて
いつもゴール裏で顔を見る面々とコールを送り、歌い、旗を振る。

選手達はびっくりした顔、いつもと変わらぬ顔、それぞれ。
でも悲壮な表情なんかではなく、全員が戦う男の顔してた。
男が惚れる男の顔ってやつだった。

選手を乗せたバスは宮の沢のゲートを出て、すぐ信号に捕まってしまう。
それを見て、次々とバスの側に走り出して行く面々(含む自分)。
コールを続ける自分たちをじっと見つめる選手達の目に、ありったけの思いを伝える。
この逆境を楽しんでるかのように見える西谷選手の鋭い目つきの笑顔に勝利を信じて、
遠ざかるバスを見ていた。
こんなに頼もしい、誇らしい気持ちで選手を見るのは今年いちばんだ。

博多の森から勝ち点3の凱歌が届くのを、札幌で待っている。


posted by イシモリ |23:13 | consadole | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年11月12日

明日の宮の沢。

もういろんなところで知っている方も多数いらっしゃると思いますが
プロジェクト・バモ!が計画されております。
福岡にいけない自分は、選手に声を直接伝える場所はここしかない。
なので行きます。自分たちの気持ちを伝えたいし、勝利のための力になってほしいから。

明日の練習は10:00~。選手たちが用意して移動バスに乗るのは12:00~13:00頃でしょう。
その時間帯にみんなで超バモス!

福岡いけない人も、選手を見送ってから福岡行く人も、ぜひ宮の沢へ!


posted by イシモリ |01:45 | consadole | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年11月10日

フットボールのある週末には

結婚式やらパーティやらに誘わないで欲しい、と「ぼくのプレミア・ライフ」にも書いてあるのだが、友人ならともかく(ともかくなのか!)親族の結婚式となると行かざるを得ない。よってホーム京都戦、欠席。
仕事で行けない、物理的に無理、ってことだとまだ諦めもつくんだけど、こういう事情だと僕はスタジアムから離れた場所で携帯電話片手に速報のリロードに励んでいるに違いない。携帯電話が見られないならなおのこと上の空に違いない。当日愛する人と共に幸せな日々を誓う親戚には悪いのだが、仕方ない。何しろこっちは「妻を替えることはできても、応援するフットボールチームを変えることはできない」(イングランドの「格言(?)」)のだから。

この「ぼくのプレミア・ライフ」の著者であるニック・ホーンビィはアーセナルファン。幼いころから送り続けてきたその熱病的な日々を書き綴っているのが本書だ。サポーターなら、いや、サポーターを友人家族恋人に持つ人にも読んで欲しい。「どうにもならないこの思い」っていうのがどんなものか、少しでもわかっていただければと思う。というかわかってください。

ちなみにニック・ホーンビィ作品では、「ハイ・フィデリティ」もおすすめです。こちらも熱病であることには間違いないけどロックがテーマ。

あれ?いつの間にかロックの話に。


posted by イシモリ |22:53 | football | コメント(0) | トラックバック(1)

2005年11月08日

8年前の記憶。

1997年、ワールドカップフランス大会最終予選。僕は国立でホーム4試合を応援した。
あのときに並んでいた人たちはみんなフランスに行けるって信じてて、その決意が国立をぐるりと青く囲んでいた。もともと応援しているチームはみんな違っていたけれど(僕の後ろに並んでいたのは「NTT関東」のサポーターだった!)その時だけは誰彼ともなく代表のためにファナティックだった。

そういえばこの状況、今の札幌に似てる。
はっきり言おう。この状況は面白い。息が詰まるほど面白い。
もっともっと熱くなって、ファナティックに飛び跳ねる。そうやってあのとき、国立に集った人間はジョホールバル経由フランス行きのチケットを手に入れた。マスコミがいくら絶望と騒ぎ立てようが気にしなかった、あの8年前と一緒なのだ。それにしてもあの記憶が、もう8年も前のことだなんて!やっぱり滅多に体験できないチャンスだな。そんでもってJ1に上がって本出したいっすね。うん。


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posted by イシモリ |21:58 | football | コメント(2) | トラックバック(1)

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