2007年02月06日
ななめ上から見上げるフットボール――小田島隆「サッカーの上の雲」
サッカーの上の雲―オダジマタカシサッカ~コラム大全 司馬遼太郎の本ではありませんよ(挨拶)。 小田島隆という人は生粋のサッカー畑ではなくていろんなコラムを書いている人なんだけど、この人がサッカーを語るとこんなに面白いのかと爆笑しながら読んでました。 だって2つめのコラムのタイトルがいきなり 「伸二の食生活が心配だ!」 ですよ。 小田島氏は浦和サポなので当然浦和系の話が多いんだけど、その合間に挟まれるいろんな選手のことを主に妄想をネタにして書いてます。たとえば伊東輝悦が年に一度見せるか見せないかの長距離ドリブル(ただし20メートルくらい)の美しさとか、服部年宏のニヤつき具合とか、大熊清の大声とか。そういう「ななめ上からだけ見えるフットボール」について語っていて、読んでいると思わずニヤニヤしてしまう。かしこまった「〇〇戦記」とか、プロのスポーツライターの書いたルポなんかもじっくりと読むのもいいけど、小田島氏でしか書けないであろうこのコラムも一読の価値あり。 (どうでもいいが、「伊東輝悦」も「服部年宏」も一発で変換できた。すごいぞATOK!)
posted by ishimori |22:22 | books | コメント(2) | トラックバック(1)