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2009年10月23日

若さの裏側

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 実は前々節の徳島戦を見ていない。ビデオ(というかDVD)の録画をセットしたのだが、何かの手違いで失敗。これを見るために、すべての情報をシャットアウトしてテレビの前に座ったのだが、エラーメッセージを見て、がっかり。ネットで結果を見ると 0対3で負けている。しかもシュートがたった1本。スカパーだから再放送があるのだが、見る気が失せてしまった。ということで、徳島戦は今期唯一“見ない”試合になってしまった。

 さて、前節の栃木戦。平日の厚別、肌寒いナイター。昇格がダメになったというのに、5000人「も」集まったと言いたい。しかし、選手の入場が始まってもゴール裏は沈黙のまま。前節のあまりに不甲斐ない試合を受けて、ゴール裏も無条件の応援を考え直したという。「見ていない」が、つまり、それほど醜い試合だったと言うことだろう。

 さて、試合だ。札幌はあたかも前節を引きずったまま下を向いて試合に入ってしまった。そこを何とか札幌から勝点を奪いたいと燃える栃木が襲いかかる。15分ぐらいまで防戦一方だ。

 相手はJ2の16位だ。今期わずか8勝しかしていない。そんな相手にタジタジとなる札幌に、「岐阜相手に何やっているんだ」という声がスタンドから起こり始めたとき、おそらく選手自身が“俺たちは何やってるんだ”と思ったのだろう。突然、反撃し始めたのだ。

 そうして17分、キリノの強引なゴール。「コンチクショー」という声が聞こえてきそうだった。その後も、相変わらず稚拙ではあるが、最後まで札幌が攻め立てた。

 こういう試合を見ると、札幌は本当に若いチームなんだと思う。徳島戦のような試合では「選手に戦う気持ちが見られない」という声が飛ぶ。実際、彼らもプロである以上、戦う気持ちに無くして試合に臨むことはないはずだ。

 でもそう見えてしまうのは、ふてぶてしさが足りないというか、心が細い、気持ちが弱いということのだろう。そして、こういう心の弱さが、「若さ」の弱みだ。もっとも年を取れば心が強くなるというのではなく、弱い心の選手が、淘汰されていくだけの話なのだが。


posted by hm1644 |23:16 | コメント(2) | トラックバック(1)