2009年04月19日
みなさまに謝らなければならない。
最速のレビューだ。 といいつ、みなさまに謝らなければならない。 今節、勝つとは思っていなかった。 というか、勝つという高い期待をもって試合に臨んでも、それが裏切られると1週間とても辛いので、あらかじめ期待値を下げておいたというところだった。 ところが、こんな結果になるとは。だから、サポは辞められない。 試合前の練習の時だ。 出場選手紹介のあとに、ゴール裏が1人づつ選手にコールをする。普通、ここで選手は手を挙げてコールに答える。 ところが、今日は、誰一人として(クライトンを除いて)、手を挙げなかった。 客商売として考えれば、ひいき筋が声を出しているのだから、これに答えるのは当たり前。だのに、札幌の試合をずいぶん見てきたが、こんなのは初めてだった。 これは集中しているのか、緊張しているのか。今までにないことなので、これがどうでるか。私はとっても不安になった。 しかし、結果は・・・・。 今、これを読んでいる多くの人は、スカパー!などで結果は知っているだろう。実に見事な勝利だった。積極的なチェイシングから素早いゴールと、石崎さんの理想どうりのサッカーだった。 昨日のエントリーで、ダニルソンが復調の鍵を握っていると書いた。そのダニルソンだが、今期もっともゲームに溶け込んでいた。戦術的に見ると、ダニルソンが溶け込んできたことが大きいだろう。 また相手の3バックというシステムに、3-2-2-1というシステムに対して、札幌の4-2-3-1というシステムが上手くかみ合ったと言うこともあるだろう。相手には慢心もあったのかもしれない。 それにしても改心の勝利だった。 セレッソのサッカーは、これまで見てきたチームとは違い、確かにJ1の香のするサッカーだった。相手の香川の得点などは、まずJ2では見られない。 他のどのチームでもなく、これまで無敗、J1レベルにある大阪を4-1で下した意味は大きい。それも、圧倒的に攻め続ける相手の隙を突いての勝利というのではなく、シュート数でも圧倒した堂々の勝利が、チームのメンタルにあえる影響は大きい。 本当の俺たちは強い。 ということを、思わせた意味で、大きな節目となる試合だった。
posted by hm1644 |16:34 | コメント(6) | トラックバック(0)
2009年04月19日
復調の鍵はダニルソン
明日のセレッソ戦に快勝して、上昇気流に乗るとは、本心ではそんなに思っていない。 それでも、札幌は、何か大きな気の迷いがなければ、遠くないうちに上昇気流に乗るだろう。その最大の鍵を握るのは、ボランチのダニルソンだと思う。 この代表権もあるコロンビア人は、現在のところまったくチームにフィットしていない。キリノやクライトンと比べて、初めての海外生活で、母国コロンビアのサッカーとまったく違う日本のサッカーに大きく戸惑っていることは、見て取れる。 コロンビアと言えば、私のような世代ではバルデラマを思い起こすが、非常に南米の中でも南米的なサッカーで知られる。要は遅攻とショートパスだ。 よく見ると、ボールを持ったダニルソンは次にどうしていいか、当惑する状況がよく見られる。ゲームのハンドルであるダニルソンの迷いは、チーム全体の迷いとなってしまう。 さて、こんなダニルソンだが、石崎監督は承知の上で使っているようだ。スタートダッシュを狙うのならば、ベンチに温めておく方がよっぽど勝利に貢献するだろうが、監督はしない。不十分を承知で先発させて途中交代をしながら、少しずつ日本のサッカーに慣れさせている。 それだけダニルソンの潜在能力を買っていると言うことだろう。 このダニルソンが、チームにフィットする頃、日本のサッカーになれて、本来のポテンシャルを発揮する頃が、札幌が浮上するきっかけだろう。 指導陣ががまんしきれずに、または、本人がメンタルでダウンしない限り、いずれは日本のサッカーにフィットしていくと思う。 問題は、それがいつ頃かだ。ここ数試合を見る限り、まだまだ時間がかかりそうだ。一度、海外に出たことのあるキリノが、そろそろフィットしはじめているのに対して、ダニルソンは海外での生活ということからフィットを始めなければならない。 彼が本当の実力を発揮するのはひょっとすると夏頃、少なくとも明日であることはなさそうだ。 私としては、今年たとえ昇格レースに乗れなくても、じっくりとフィットさせてほしい。
posted by hibari |00:05 | コメント(1) | トラックバック(1)