2009年03月16日
頑張れ、札幌大学。
ちょっと遅くなったけど、引退を表明した池内選手が、JFLを目指す札幌大学のコーチに、元札幌の古川さんとともになったそうだ。 サッカーのピラミッドと言うけれど、北海道では頂点のコンサドーレ札幌が飛び抜けすぎていて、他がまったくついて来れない。一応、JFLを目指す道内の強豪としてノルブリッツがあるけれど、実力差が甚だしい。 JFLはJ2の下にあるカテゴリーなので、ここを目指そうと思えば、すくなくともコンサドーレのサテライトと、イーブンな戦績を目指したいもの。実際に、コンサドーレは天皇杯の初戦などで、JFLをめざす地域リーグの強豪に結構苦杯をなめさせられている。 それほどなのに、ノルブリッツは、コンサドーレはサテライトにユースを加え、さらに一人少ないハンディ戦で戦う始末だ。こういうのを見ると、当分、JFL参戦は無理だと思っていた。実際に、地域リーグ決勝大会などでは、毎回、1点を取るのがやっと。 北海道からJFLに参加するチームなんか現れそうもない、と思っていたところ、今回の札幌大学の発表だ。札幌大学は、かつて天皇杯で強豪の読売クラブを下したこともある強豪。JFLへの参戦権を得る地域リーグ決勝大会に出場するため、池内を選手に迎えて道リーグにも参戦するという。 ここが本腰を入れたとなると、ノルブリッツだって黙ってはいまい。ノルブリッツのレベルの低さを嘆いたが、こんなノルブリッツでも道リーグでは無敵。リーグ2位のチームは、北海道スーパーリーグでは、高校生にも勝てないていたらくだ。 高いレベルの競い合いが、ピラミッドの体積を大きくする。それはもちろん、コンサドーレにも良い影響をもたらす。頑張れ、札幌大学。
posted by hibari |23:07 | 日々雑感 | コメント(1) | トラックバック(1)
2009年03月16日
久しぶりの勝利
勝利・・・はいつ以来だろう。 自分の目で見たのは、ドームの磐田戦以来。だからほとんど10カ月ぐらい前だ。 そしてロスタイムでの勝利。これは、一昨年、西の事実上のデビュー戦となった、アウェイの愛媛戦以来じゃないか。 それはさておき、今日の試合ぐらいJ2に帰ってきたことを実感した試合はない。 テクはなくても体力ならあると、闇雲なプレスを両チームが続け、どんなにミスをしても、気持ちを落とした方が負けという、実にJ2らしい試合だった。 そんな試合だったけど、ロスタイムで突き放せたのがうれしかった。 鳥栖も昇格を具体的に目指すクラブに成長しながら、セレッソに開幕戦で大敗し、気持ちを切り替えての、ホーム開幕戦。うち以上に“絶対に負けられない戦い”だったはず。 体を張ったタイトなマークで、札幌を上回り、ポゼッションこそ札幌だったけれど、決定的なチャンスは鳥栖の方だった。それでも、最後に勝ち点を持って帰っていくのは札幌。昨年、相手チームに何度も体験させられたことを、お返しできた。試合運びは決して誉められたものじゃなかったけれど、最後にきちんと結果を持って帰る当たりに、<J1のオーラ>があった。 考えれば、昇格した年は、いずれも記憶に残るロスタイムゴールが多かった。 今の札幌は若いだけに、この劇的な逆転劇で、チームも乗ってくるだろう。
posted by hibari |00:07 | 試合の感想 | コメント(0) | トラックバック(0)