スポンサーリンク

2008年10月21日

緊急サポ集会完全議事録(赤黒梟のR通信!)

一昨日より話題にしている降格後の緊急サポ集会ですが、

R-梟さんのブログ「赤黒梟のR通信!」に、録音をテープおこしされた
完全議事録が掲載されています。

一昨日からの私の記憶違いや主観に基づく憶測に惑わされないためにも、
下記で事実をご確認いただくようにお願いします。

http://www.consadole.net/r-huku/article/167#extended

なお、このエントリーは、赤黒梟のR通信!にトラックパッドしています。

R-梟さん(インフォではよく拝見しております)
ありがとうございました & ご苦労さまでした。
こうした事態では、やはり正確な事実の伝達が一番だと思います。

今後ともよろしくお願いします。

posted by hibari |21:59 | コンサドーレあれこれ | コメント(2) | トラックバック(1)

2008年10月21日

緊急サポ集会のこと

厚別1
 前のエントリーでは、思いのほか多くのアクセスをいただきありがとうございました。一夜おきましたので、もう少し冷静に(あくまでも私個人の主観ですが)、あのときのことを振り返ってみます。  試合終了後、一部には、試合終了後の柏サポの対応を非難する向きもありましたが、私的には、さすがに自分たちも降格を経験しているだけに、自分たちの勝利を祝った後は、しずしずと引き上げていったように思いました。  その後も、ゴール裏には、誰が先導するわけでもなく、多くのサポが実に静かに残っていました。そのうちウルトラス(と思われる)の人が、ドラメガを片手に、社長と面会を交渉中と報告。  それからまたしばらく立って、同じウルトラスの人が「社長を会うように交渉中だが、社長はここに残っているのが全員ではない、と言って出るのを拒んでいる。ラチがあかない。引き続き、交渉中」と報告。特に「降格の総括もされていないのに、三浦監督の続投が報道されているのは納得ができない」と、三浦監督の続投報道について、強い憤りを示していました。  今や降格チームの社長がサポの前に立つのはお約束ですし、特に札幌は春先の持ち株会の増資で、サポから1億ものを金を「J1に定着するために」と称して集めたわけですから、出る気はないという社長に対して、私も「それはないだろう」という気持ちになりました。  でも、みんなは実に静かに待っていました。会場内の片付けが終わる頃、再びウルトラスの方が出て「競技場が閉まる時間になった。これ以上居座ると延長料金が発生するので、とにかく会場から出てほしい、と言っている。それを覚悟で残っているのだが、ここで村野GMが話をすると言っている。村野さんについて言えば、当初から自分が出て対応すると言っていたのだが、HFC内の調整に手間取ってこんな時間になっただけなので、決して悪く思わないように。とにかく競技場から出よう」と言いました。  そして第5ゲートの前に約300人ほどが集ると、村野GMが登場。「私は、どんなことにも答えたい。言いたいことがあるならば私のところに来てほしい」とまず宣言。その後のやり取りは、だいたい前のエントリーと「こっちも現地に居た」さんのコメントにあるような通りです。  村野さんは率直に自分の思っていることを話したと思います。なかでも「J2に落ちたことはたいした問題ではない」と言い切ったときには、一瞬、会場が威圧されたような静まり方をしました。もっともややおいて怒号がわき起こり、村野さんも誤解を招く発言だったと訂正しましたが。  このように村野さんは率直に発言を続けていたのですが、やはり会場からは「社長はなぜ来ない」との怒号がありました。それに対して村野さんは「社長は何も知らない。初めから全部を知っているのは私だ。それでも社長が必要か」「横にいて良いだけならば、これから呼ぶ」と言って、横にいたHFCの職員になにやら声をかけました。  そしてややしばらくして本当に社長が登場。登場と言うよりも、しゃべっている村野さんの横に、見慣れない中年男性が静かに並んだという感じで、会場から「社長も何か言えないのか」と言われるまで、本当にただ横にいるだけでした。この一連の流れの中で、私はHFCにおける村野さんの存在の大きさを実感しました。  その後、国会答弁のような社長発言に対して、村野さんは「誰かの特定の人間のせいでないが、落ちたたことについてまったく誰も責任を取らないということはない。」「誰かが今回の責任をとるのならこの自分なのではないか」と自分の進退に触れた発言をしました。  ウルトラスの人が問題にしていた三浦監督の続投報道については、村野さんの「5段階計画に則り最適な人選をした」「監督に責任があるならば、監督を選んだ私に責任がある」という言葉の中に、飲み込まれてしまったようですが、このことについて追求するよりも、ウルトラスの人は村野さんをかばう方向で場をまとめていきました。    これは私のまったくの主観なんですが、村野さんは進退をかけてこの場に臨んだんだと思います。サポから「責任を取って辞めろ」という声が高まれば、その場で「わかりました。辞めます」と言ったのではないでしょうか。もっと言えば、そもそも村野さんは、自分の進退をこの場に委ねようとして、積極的にサポの前に出たいと言ったのかもしれません。  そして、この空気をウルトラスの方は読んだんだと思います。彼が何度か強調していた三浦続投問題について明快な解答が無くとも、彼は村野GMを守る方向で場をまとめていきました。ウルトラスが自分に成り代わって責任追及をしてくれると期待していた人にとっては、尻切れトンボな、溜飲の下がらない、すっきりしない展開だったとは思います。  こうして振り返ると、柏戦後の集まりは、コンサドーレの歴史上かなり重要な場面だったと思うんです。というのはウルトラスの人があくまでも責任追及ということで、福岡のオブリのように強行に迫ったら、また会場から辞めろの怒号が渦巻いたら、村野さんはきっぱりと職を辞したと思いますが、そうなったら札幌はどうなっていたでしょうか。  そして、ウルトラスは村野さんを守りました。この伏線になったのが村野さんの「コンサドーレはみなさんのクラブです」という言葉だったんだ思うんです。それは、言葉に出してすべては言いませんでしたが、「お客さんではなく、コンサドーレの当事者の一人として、一人ひとりが自分の問題として考えてほしい」と村野さんは言いたかったんだと思います。  現場の最高責任者として責任取るべきだという意見もあるでしょうし、村野さんが続投を決意したという証拠もありませんが、この日の一連の流れは私的はとても良かったと思いました。なので広がりはしませんでしたが、「参加者」さんには怒られそうですが「we are Sapporo」のかけ声に手をたたいてしまったんですけどね。そして、そこにジョンカビラにあおり立てられて「コンサドーレ」コールを叫び続けた98年との違いを感じます。  さて、村野さんはハッキリとはこたえませんでしたが、ずっと発言を聞いていると、昨年松橋入団の大誤報を出した日刊スポーツの24歳君が飛ばした「オシム就任」よりも、三浦続投の方が村野さんの真意だったように思います。(その理由は、またエントリーを改めて)


posted by hm1644 |01:14 | コメント(6) | トラックバック(0)