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2008年06月14日

嗚呼ノナト

 ノナトの退団が確定的だそうです。

 ノナトは、シーズンインまで在籍した外国人で、ピッチに立つ姿を目撃しないまま去る初めての外国人にあやうくなるところでした。室蘭でのナビスコ戦で、かろうじて生ノナトを目撃しました。

 シーズンに入るとき、札幌ドームで始めてノナトを見た時、ブラジルのトラック運転手と思ってしまいした。もちろん、トラックのドライバーを卑しめるものでないし、トラックの運転手のように見えたからと言って、悪い選手というわけではありません。

 でも、どう見てもサッカーをしている姿を想像できなかったのは事実。そして正直に、今年のシーズンの多難さを覚悟したのです。

 J1昇格にあたって、ブルーノを放出した判断を批判する声が確かにありました。でも、J1昇格チームが、有能な外国人を前に並べて攻撃を任せ、意思の疎通の図りやすい日本人が後ろを固めるというのは、夢はありませんが、J1定着のためにはもっとも現実的な布陣だと思っていました。

 新潟はそれを続けてJ1に定着し、今は中堅と言われるチームになっています。今シーズンでは、川崎が前に3人の外国人を置く布陣になってから、勝ち星を伸ばしています。

 強化費の限られた札幌で、J1に定着しようと思えば、前の3人、特にある程度実力のわかっているダヴィとツートップを組む、新外国人のできが残留、降格の鍵を握ると思っていました。

 ブラジルには万人単位でプロサッカー選手がいると言われますが、無数の選手の中から、何が嬉しいのか、わざわざノナトを拾ってくることはないだろうと、ポジティブをモットーとする私でも、さすがに引いてしまいましたね。

 ことさら非難するつもりはないんですが、ノナトの獲得に情熱を傾けたと言われる三上強化部長に
「ところでさ、怒らないし、誰にも言わないから、どうしてノナトだったのか、本当の理由を教えて」
 とささやいてみたい。
 

posted by hm1644 |01:27 | hibari | コメント(4) | トラックバック(2)