2008年01月10日
逆転の発想
キャンプの日程が発表されましたね。 多くの練習試合が組まれるようですが、キャンプでの練習の組み立て方が、三浦監督は他の監督と大きく異なるようです。 一昔前、ジェフの躍進し「走るサッカー」が脚光を浴びてから、シーズンを通して走り負けないフィジカルをつくるため、どの監督もキャンプの前半は走り込みが中心となっていました。 三浦監督も「ハードワーク」を大きな目標にしているので、さぞかし走り込み中心のメニューなのかと思ったら、練習試合を主体とした戦術練習が中心です。 昨年はどうだったんでしょうか。J2昇格で監督へのインタビューがたくさんなされましたが、その中の一つで、就任一年目のキャンプは戦術を選手に植え付けることに専念した、という監督の発言がありました。 たしかにフィジカルを鍛えるのは重要ですが、そのために戦術の構築が遅れシーズンインになってから不徹底な戦術でチームが低迷してしまえば、いくらフィジカルが強化されていても意味はないわけです。 反対に、戦術さえ確立されていれば多崩れはしないわけで、ゲームを通してフィジカルを上げていってもブレは少ないんですね。 三浦マジックの秘密の一つが、基礎体力づくりよりも戦術を優先するという、キャンプにおける逆転の発想にあるようですね。
posted by hibari |01:20 | コンサドーレあれこれ | コメント(2) | トラックバック(0)