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2007年12月21日

監督の去就問題の行方

 優勝に踊るコンササポに冷や水を浴びせた三浦監督の去就問題。今日に至るまで続投は確定していません。仮に、続投要請を三浦監督が断るとしたら、昇格を成し遂げた監督としては初めてのケースになるんではないでしょうか、と書こうと思ったら、今年一緒に昇格した東京の監督さんも続投拒否でした。

 さておき、三浦監督が続投を本当に断ったならば、これは大変なことになります。第1クールの7連敗から、事実上の指揮権をコーチに奪われ東京の監督さんとは違って、フロントもサポも続投を疑わず、補強も監督の意を酌んで行ってきた札幌で、土壇場になって就任拒否というのは、いわば2階にあげておいてハシゴを外すようなもの。別な意味で三浦さんの名前が傷ついてしまいますよ。

 札幌の経営規模や、親会社を持たない市民クラブという形態から来る経営体質の問題は、昨年、札幌のオファーを受けた時から三浦監督はわかっていたはず。私のようないい加減なサポでも知っているようなことを、優秀な三浦監督が今になって初めて気がつくはずはありません。

 だから、今回の監督の契約保留は、J1は簡単ではないぞという、フロントとサポへの戒めであり、仮に来年下位で低迷するようなことがあっても“それは自分の責任ではない“ということを、今からサポやスポンサー、フロント、マスコミに植え付けるための布石なのかなとも思うんですけど。

 そう思っていたら、下のリンクで野々村さんが、

http://www.hbc.co.jp/radio/smile/nonomura/goroku1.html

>■契約更改の保留が長引くとチームにも影響する?
> それはないと思いますよ?きっと続けると思うし。でも、チーム側のこれからのビ
>ジョンを聞いておかないとって言うのがあると思うんです。

野々村さんは、たしかまだ札幌の強化部に席が残っているはずですから、これはかなり確度の高い話ではないでしょうか。
また選手の補強についても、

>■補強選手とかって監督の意向が反映されてるんですよね?
>そうおもいますよ。ていうか反映されてますよ。

と断言していますしね。

 最終的には、三浦監督のステイタスを守っていく方向で話がまとまるように思うんです。たとえば次のようなカタチ。

 ・社長直々に頭を下げてのお願い
 ・若干の補強費の上積み
 ・残留であろうが、降格であろうが契約は1年限り
 ・しかもクラブからは解任しないという密約

 だとすると、翌々シーズンは新監督になる前提で、今から準備を進める必要があると思うんです。三浦路線の継承を前提に、三浦監督辞任後に内部昇格をさせるため、次期監督候補をコーチに据えるとか。

 ユースの四方田監督をそろそろトップにあげて帝王学を学ばせたいですね。
 

 




 

posted by hibari |23:59 | コンサドーレあれこれ | コメント(5) | トラックバック(0)