スポンサーリンク

2007年11月24日

98年と07年

 明日でJ1昇格が決まるかもしれないという段階になってきました。
これを書くと、実際にそうなってしまいそうなので、書かないでいたことなですが、実は、今日これまでの展開が、98年のJ1参入決定戦の展開に似ているような気がして、イヤな感じだったんですよ。

 98年、まだJリーグと呼ばれていた最後のシーズンに札幌は昇格。しかし、翌年からJ1,J2の2部リーグ制になることから、2チームをJ2に落とすJ1参入決定戦が開催されることにりました。

 で、9年前の11月22日は参入決定戦の初戦が神戸ユニバで行われたんですよ。

 この年の札幌は14位でシーズン終了。降格を免れたはずだったんですが、前年度、前々年度の順位ポイント加算という訳の分からない制度のために、参入決定戦に回される羽目になったんです。

 この時、参入戦4試合のうち一つ勝つと事実上残留だったわけで、対戦成績から言っても、総合成績から言っても、札幌が有利で、何となく楽勝ムードが流れていました。
 ところが、4試合を戦って、勝ち星どころか入れたゴールがわずかに1。次勝てばいい、次勝てばいいと言っている間に、4連敗となりました。

 今回は参入戦ではないんですが、ずるずると昇格決定がずれ込んで、49節からの3連戦にあと一つ勝てば昇格決定という状況は、98年に似ていると思ったんですね。

 その3連戦のうちもう2つが終わり、鳥栖に負け、京都と引き分けて、気がつけば最後の水戸を残すだけなんですよね。ここで負けても入れ替え戦2試合があるんですが、次勝てばいい、次勝てばいいという感じが、98年に似ています。

 そんな危惧をしていたんですが、京都戦で先行されたのを追いつき、追い越した展開は98年にはなかった粘りでした。あの粘りを見たときには、前回のようにならないだろうと思いました。

 98年の時は、自分もまだサッカーというものがよく分からず、デリーとウーゴさえいれば楽勝と思っていたんですが、マラドーナとバルデスのホットラインが研究されて抑えられると、どうしようもなかった。年間16位と言っても、底の浅い実力だったんですね。そうしたことがまったく分からなかった。

 でも今年は西谷、藤田が不在でも、西や岡本という新しい攻め口が生まれてきています。いわゆる5段階計画の成果なのか、9年間ですこしは進歩したと思います。(でも、こんな感じで楽観していると、同じになったりして)

posted by hibari |20:39 | コンサドーレあれこれ | コメント(5) | トラックバック(0)