2007年09月09日
コンサドーレへの道・第7回『Jリーグ開幕(3)ー厚別のバッケンレコード』
忘れた頃に始まる、思い出話「コンサドーレへの道」の第7回、 http://www.consadole.net/hm1644/category/1 これの続きです。 右の「カテゴリ」メニューから「コンサドーレへの道」を選ぶと続き物とわかります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 厚別公園競技場の入場者数バッケンレコードは、2000年のJ2第25節札幌対浦和の19825人ではなく、2001年J1第9節札幌対鹿島の19920人でもありません。 それは1993年8月7日ニコスシリーズ第4節V川崎対市原の21745人です。(近くに北海道本部のある宗教団体の大会などで、これを超えたものがあった可能性はゼロではありませんが) そしてこれに続くのが同年6月12日のサントリーシリーズ第9節市原対名古屋の20947人。同年9月25日ナビスコカップ第5節清水対浦和20237人です。J初年度であった1993年のサッカー人気の高さが伺えます。固定席に改修された今、消防法の制限もあってスタンドを建て増ししない限り、この記録は破られないでしょう。 この時、にわかサッカーファンになっていた私。サントリーシリーズで券を買いそびれてしまった反省から、ニコスシリーズでの川崎対市原戦には、強い気持ちで臨みました。しかし、当時のヴェルディ川崎はまさに人気の絶頂期で、Jリーグバブルの人気と重なって、チケットはたちまちプラチナ化。 今のようにコンビニで簡単に切符が買えるわけでなく、プレイガイド前には徹夜の列ができる有様で、販売開始と同時に売り切。私のようなライトなファンのところにはチケットは回ってきませんでした。翌年94年にもJの試合は何試合か行われましたが、年を超すと急速にJリーグへの関心が薄れ、金を出してまで見にいく気がなくなっていたのでした。 ちなみにコンサドーレ札幌以外の厚別でのJリーグの試合は次のようになっています。 ・ 1993年6月12日 サントリーシリーズ第9節 市原対名古屋 20947人 ・ 1993年8月 7日 ニコスシリーズ第4節 V川崎対市原 21745人 ・ 1993年9月25日 ナビスコカップ第5節 清水対浦和 20237人 ・ 1994年8月17日 ニコスシリーズ第3節 清水対平塚 18214人 ・ 1994年9月10日 ニコスシリーズ第9節 市原対磐田 18382人 ・ 1995年7月12日 サントリーシリーズ第23節 横浜対広島 14905人 ・ 1995年8月12日 ニコスシリーズ第1節(!) 市原対G大阪 9518人 ・ 1995年9月16日 ニコスシリーズ第10節 V川崎対C大阪 18786人 ・ 1996年6月 8日 ナビスコカップ予選B組 C大阪対市原 2218人 ・ 1996年8月31日 Jリーグ第17節 V川崎対横浜F 14280人 ・ 1996年9月28日 Jリーグ第21節 浦和対福岡 5611人 ・ 1997年9月13日 Jリーグ2ステージ第12節 V川崎対名古屋 8077人 (これ以外にもプレシーズンマッチが何試合かあったはず。また抜けや誤記がありましたらお知らせください) 当時ジェフ市原は厚別を第2ホームの扱いとしていたため多くの試合が組まれました。95年にはシリーズ開幕戦の場に厚別を選んだ市原ですが、われらの聖地厚別を第2ホーム扱いにするとは失礼な話で、96年にはナビスコの予選で2218人という当時のワースト記録をつくりました。 なおこの試合は当時、Jリーグ人気衰退の象徴として日刊ゲンダイなどいくつかのマスコミに取り上げられましたが、この時すでにコンサドーレ札幌が始動しており、道内のサッカー好きの視線は市原に向いていなかったと、書いてくれたマスコミは無かったですね。 いずれしろ厚別の観客動員は、バッケンレコードもワーストレコードも、コンサドーレ札幌以外のチームが持っているのですね。
posted by hm1644 |19:14 | コンサドーレへの道 | コメント(7) | トラックバック(0)